英語の「できる」「しなければならない」「必要だ」
「できる」「しなければならない」「必要だ」を英語で言う三つの言葉、can・have to・need を学びます。日本語では「泳げる」「話せる」のように動詞の形を変えますが、英語では動詞の前に can を置くだけで、動詞そのものは変わりません。また、「払わなくてもいい」と「駐車できない」のように、似ているようで意味がまったくちがう言い方も見ていきます。
can(できる)・have to(しなければならない)・need(必要だ)
主語ごとの形の一覧(主語が「彼」「彼女」のときだけ形が変わる)
主語+can+動詞:「〜できる」(泳げる・話せる・運転できる)
can のうしろの動詞は、いつも辞書に載っている形のままです。to はつけず、主語が she でも -s はつきません:She can speak three languages. 日本語の「三か国語が話せる」の「が」に当たる言葉はなく、動詞のすぐあとに three languages が来ます。疑問文は can を主語の前に出すだけで、do は使いません:Can you drive?
I can swim.
I can swim.
She can speak three languages.
Can you drive?
can't:「〜できない」「〜してはいけない」
can't は cannot を短くした形で、会話ではほとんどいつもこちらを使います:I can't come tomorrow. 日本語の「駐車できません」と同じように、can't は「規則でだめ」という意味にもなります:You can't park here. また、「鍵が見つからない」のように、がんばっても結果が出ないときも can't を使うのが自然です:I can't find my keys.
I can't come tomorrow.
I can't come tomorrow.
I can't find my keys.
You can't park here.
Can I…? / Can you…?:「〜してもいいですか」「〜してもらえますか」
Can I…? は「〜してもいいですか」「〜できますか」と許可を求める言い方です:Can I pay by card? Can you…? は「〜してもらえますか」と人に頼む言い方で、please をつけるとていねいになります:Can you speak more slowly, please? 英語には日本語のような敬語はありませんが、please をつけたり、やわらかい声の調子で言ったりして、ていねいさを出します。
Can I / you pay by card?
Can I pay by card?
Can you speak more slowly, please?
Can you help me?
have to+動詞:「〜しなければならない」
仕事や時間、規則などで「どうしてもしなければならない」ときは have to を使い、うしろの動詞は辞書の形です:I have to work tomorrow. 主語が he・she のときは has to になります:She has to get up early. must も「〜しなければならない」ですが、少しかたく強い言い方なので、ふだんの会話では have to のほうがよく使われます。
I have to work.
I have to work tomorrow.
We have to leave at eight.
She has to get up early.
need+物、need to+動詞:「〜が必要だ」「〜する必要がある」
「タクシーが必要だ」のように物が必要なときは、need のすぐあとに名詞を置きます:I need a taxi. 「寝る必要がある」のように何かをする必要があるときは、need to+動詞にします:I need to sleep. 疑問文と否定文は Do・don't を使います:Do you need help? 日本語の「要る」も「必要だ」も、英語ではどちらも need で言えます。
I need a taxi / to sleep.
I need a taxi.
I need to sleep.
Do you need help?
don't have to(しなくてもいい)と can't(してはいけない)はちがう
don't have to と don't need to は「しなくてもいい」「必要ない」という意味で、禁止ではありません:You don't have to pay.(払わなくてもいいですよ) No, you don't need to bring anything.
「〜してはいけない」と言いたいときは can't を使います:You can't park here. 日本語の「〜しなければならない」を打ち消して don't have to にすると「しなくてもいい」になるので、「してはいけない」の意味で使わないように気をつけましょう。
You don't have to pay.
No, you don't need to bring anything.
You can't park here.
会話:友だちを晩ご飯に誘う(くだけた話し方)
友だちどうしの会話です。Sorry, I can't. のように、話の流れでわかる動詞(come)は can のあとで省くことができます。What about Saturday? は「土曜日はどう?」と別の案を出す言い方です。Do I need to bring anything? の anything は、疑問文での「何か」です。
- A
Can you come to dinner on Friday?
- B
Sorry, I can't. I have to work late.
- A
What about Saturday?
- B
Saturday is fine. Do I need to bring anything?
- A
No, you don't need to bring anything.
- B
Perfect! See you on Saturday, then.