英語の句動詞・複合動詞:意味と目的語の位置

レベル B1

英語の句動詞・複合動詞:意味と目的語の位置

英語には、動詞に短い語が続き、全体で一つの意味になる表現がたくさんあります。日本語の訳だけを覚えると、英語で目的語をどこに置くか迷いやすくなります。この課では、よく使う句動詞と関連する表現を、意味と語順の両方から学びます。

「アップ」を伴う表現:諦める

「down」を伴う表現:断る・故障する

「off」を伴う表現:延期する・中止する

「out」を伴う表現:知る・答えを出す

そのほかの複数語の動詞表現:世話をする・切らす・仲良くする

意味と語順をひとまとまりで覚える

句動詞は、それぞれの語を直訳しても意味が分からないことがあるので、「give up」は「諦める」というまとまりで覚えましょう。

give up は目的語なしでも使え、諦める行動を動詞で続ける場合は基本形ではなく -ing 形を使い、break down は機械や乗り物が故障するという意味では目的語を取りません。

put off や work out では、名詞の目的語を動詞と小辞の後ろにも、動詞と小辞の間にも置けます。

これらの分離できる表現では、目的語が代名詞なら必ず動詞と小辞の間に置き、日本語では文脈から省ける「それ」も、英語では目的語として必要になる場合があります。

look after では目的語が名詞でも代名詞でも after の後ろに続き、run out of と get on with でも、目的語はそれぞれ of と with の後ろに置きます。

find out に新しく分かった内容を文で続ける場合は、that でその内容をつなげますが、この that は省略することもできます。

目的語を取らない形:機械や乗り物が故障する

A machine or vehicle breaks down.

名詞の目的語を後ろにも間にも置ける形

put off / work out + a noun object, or put + a noun object + off; work + a noun object + out.

代名詞の目的語は動詞と小辞の間に置く

put / turn / call / work + an object pronoun + off / down / off / out, respectively.

分かった内容を節で続ける

find out + that + a clause giving new information.

目的語を間に置けない形:人や物の世話をする

look after + a person or thing.

三語の表現で目的語を置く位置:切らす・仲良くする

run out of + something used up; get on with + a person.

一語の動詞への言い換えと意味・使い方の違い

この課の句動詞は日常会話で自然に使える表現で、相手への敬語を表すものではなく、一語の動詞に替えても日本語の「です・ます」のような丁寧さが加わるわけではありません。

仕事の申し出などを「断る」ときは「turn down」を「refuse」に言い換えられますが、後者は拒む意思がやや強く響くことがあります。

会議などを「延期する」ときは「put off」を「postpone」に言い換えられ、後者は案内や業務上の連絡でもよく使われます。

試合などを「中止する」ときは「call off」を「cancel」に言い換えられ、後者も会話で普通に使うので、一語の動詞がすべて堅い表現だとは考えないでください。

真実などを「知る」ときは「find out」を「discover」に言い換えられますが、後者には発見する響きもあり、どんな文でもそのまま置き換えられるわけではありません。

日本語では同じ訳になる場合も、英語では相手に伝わる響きや一緒に使える語が違うので、例文の場面ごと覚えましょう。

次のレッスン