フランス語の人称代名詞

レベル A1

フランス語の人称代名詞

フランス語で主語になる代名詞 je・tu・il・elle・nous・vous・ils・elles を学びます。フランス語は主語を省かないので、日本語なら「疲れた」で済むところも、Je suis fatigué.(私は疲れている)と je を入れて言います。相手を呼ぶ言葉は、あいさつのレッスンで見たように、親しい人には tu、それ以外の人には vous です。

主語になる代名詞

代名詞の一覧(ils は男性だけか男女まじり、elles は女性だけ)

ひとり・ひとつふたり・ふたつ以上
je / j'nous / on
tu / vousvous
ilils
elleelles
il / elleils / elles

代名詞+動詞(je は母音や発音しない h の前で j' になる)

Elle habite à Paris.

tu と vous の使い分け

相手がひとりのとき、家族や友だち、子どもには tu、初対面の人やお店の人、目上の人には vous を使います:Tu vas bien ? / Excusez-moi, vous êtes monsieur Tanaka ? 迷ったら vous を使うのが安全で、相手から tu で話そうと言われたら tu に変えます。

何人かに話すときは、相手が友だちでも先生でも vous しかありません:Vous êtes tous prêts ? vous はひとりの相手へのていねいな「あなた」にもなるので、Vous voulez un café, tous les deux ? のように tous(みんな)や tous les deux(二人とも)を足して、複数だとはっきりさせることもあります。

主語を省かないフランス語と、天気や物を言うときの il

フランス語の文には必ず主語が入ります。天気のように何も指していないときも、形だけの il を置きます:Il pleut.(雨が降っている)

物を指すときは、その名詞が男性名詞なら il、女性名詞なら elle を使います。Il est sur la table.(le téléphone〈電話〉は男性名詞なので il:「テーブルの上にあるよ」)のように、il は「彼」だけでなく「それ」にもなります。

話し言葉の「私たち」は on

日常の会話では、「私たち」を nous ではなく on で言うことがとても多いです:On est en retard !(遅刻だ!)。on のあとの動詞は il・elle と同じ形になるので、nous sommes ではなく on est と言います。

nous は書き言葉や、少しあらたまった話し方で使います:Nous habitons dans le même immeuble.

c'est と il est、どちらを使うかの見分け方

後ろに形容詞だけが来るときは il est・elle est を使います:Il est très grand.(彼はとても背が高い)。後ろに名前や、mes voisins のような名詞が来るときは c'est、複数なら ce sont を使います:C'est Léo. / Ce sont mes voisins.

値段などの感想も、ある特定の品物について言うなら Il est trop cher.(この品物は高すぎる)、全体の感想なら C'est trop cher.(それは高すぎるね)となります。

代名詞を強く言う形:moi・toi・lui

je・tu・il などは動詞といっしょに使う形で、それだけで言うことはできません。代名詞だけを言うときや、et(〜と)のあとに置くときは、moi・toi・lui・elle・nous・vous・eux・elles という強く言う形を使います:mon mari et moi(夫と私)、Et vous ?(あなたは?)。Et lui, c'est qui ?(で、あの人は誰?)のように、「〜は」と話題をはっきりさせるときにも使います。

会話:新しいご近所さん(vous で話す)

会話:パーティーで友だちと(tu で話す)

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