日本語の「ション」から見るフランス語の -tion・-sion

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日本語の「ション」から見るフランス語の -tion・-sion

日本語の「ション」で終わる外来語には、フランス語にも似た形の単語があります。知っている日本語を手がかりにすると、フランス語の単語を見つけやすくなります。ただし、つづりや意味がそのまま対応するとは限らないので、文の中で確かめましょう。

フランス語の -tion・-sion と日本語の「ション」

身近な場面での使い方

表の「アニメーション」に対応するフランス語 animation は、映像だけでなく、ホテルやキャンプ場などの催しやレクリエーション活動にも使います。

たとえば「L’hôtel propose des animations pour les enfants.」は、ホテルが子ども向けの催しを用意しているという意味です。

「オリエンテーション」に対応する orientation は、学校では進路選びや進路指導、職業選択について使い、本文の réunion d’orientation は初回の説明会全般ではなく、進路に関する説明会や相談会を指します。

「ディスカッション」に対応する discussion は、かしこまった討論だけでなく、休みの予定についての普通の話し合いにも使います。

「コミュニケーション」に対応する communication は意思疎通、「インフォメーション」に対応する information は情報を表し、仕事でのやり取りやウェブサイトの情報について話すときに使えます。

「モチベーション」に対応する motivation は、勉強などに取り組む意欲を表します。

日本語の「ション」とフランス語の語尾の対応

日本語の手がかりフランス語の単語フランス語の語尾
コミュニケーションcommunication-tion
インフォメーションinformation-tion
アニメーションanimation-tion
モチベーションmotivation-tion
オリエンテーション(意味は部分的に対応)orientation-tion
オーディションaudition-tion
ディスカッションdiscussion-sion

形が似ていても意味が異なる単語

「アニメーション」に対応する animation は映像と催しの両方を表すので、映像を勉強する話なのか、ホテルなどのイベントの話なのかを文全体で判断します。

「オリエンテーション」に対応する orientation には方向や進む道という意味もあり、学校では進路選択や進路指導を表すため、日本語の「オリエンテーション」が指す入学時などの説明会と、いつも同じ意味になるわけではありません。

「オーディション」に対応する audition には審査のほかに聴力という意味もあり、「Elle a une très bonne audition.」は「彼女は耳がとてもよい」という意味です。

日本語の「テンションが高い」は気分の高まりを表しますが、フランス語の tension は緊張や張りつめた状態などを表すため、わくわくしている気持ちをそのままこの語で表さないようにしましょう。

日本語の「マンション」からフランス語の単語を推測することはできず、集合住宅の建物は immeuble、その中の一戸は appartement と呼びます。

表にあるように、日本語の「ション」に対応する語尾には -tion と -sion があり、日本語の表記だけではどちらかを決められないので、フランス語のつづりは単語ごとに覚えましょう。