フランス語の代名詞 y と en の使い方

レベル A2

フランス語の代名詞 y と en の使い方

フランス語では、すでに話に出た場所やものを、短い代名詞 y や en で受けます。y は場所や「à +もの・事柄」を、en は「de +名詞」や、量・個数を表す名詞部分を置き換えます。日本語では「そこに」「それについて」などを省略できますが、フランス語では動詞に必要な語句を y や en で受ける言い方を覚えましょう。日本語の助詞だけで判断せず、フランス語の動詞が à と de のどちらを使うかに注目してください。

場所やものを受ける代名詞 y と en

場所を表す語句を y に置き換える

Lieu explicite … sujet y verbe conjugué.

「à +もの・事柄」を y に置き換える

Sujet y verbe conjugué construit avec à.

「de +もの・事柄」を en に置き換える

Sujet en verbe conjugué construit avec de.

du pain など、量を特定しない目的語を en で受ける

Sujet en verbe conjugué.

数える名詞を en に置き換え、個数は残す

Sujet nom compté, sujet en verbe conjugué quantité.

ほかの目的語代名詞、y・en、動詞の順に並べる

ここまでの平叙文では、y と en は活用した動詞の直前に置き、ほかの目的語代名詞と一緒に使うときは、その後ろに置きます。日本語の「私をそこに」のように助詞で役割を示すのではなく、フランス語では代名詞の形と決まった語順が大切です。

「Ma mère travaille à l’école et m’y emmène.」では、me が母音の前で m’ となり、m’ → y → emmène の順で「私をそこに連れていく」を表します。「Elle a cinq pommes et elle m’en donne deux.」では、m’ → en → donne の順になり、en がりんごを受けても、個数を表す deux は動詞の後ろに残します。y と en を一緒に使う場合は、y → en の順です。

人を指すときの lui・leur と前置詞の後ろの代名詞

日本語ではどちらも「その人」と言えますが、フランス語では人を受ける形も動詞の使い方によって変わります。parler à のように、人を間接目的語として受ける動詞では、相手が1人なら性別に関係なく lui、複数なら leur を動詞の前に置きます。「Mon frère est là, et je lui parle.」と「Mes parents sont là, et je leur parle.」を比べましょう。

一方、penser à で人を指すときは y ではなく、à の後ろに強勢形の代名詞を置き、「Mon père est au travail, et je pense à lui.」と言います。人について話す parler de でも、誰のことかをはっきり示すには「Ma sœur habite ici, et on parle souvent d’elle.」のように de の後ろに強勢形を置き、de elle は d’elle と縮約します。ただし、en が人を指すこともあり、特に人数を表す場合にも使うので、「人には en を使えない」とは覚えないでください。

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