フランス語の使役構文:「〜させる」「〜してもらう」の表し方

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フランス語の使役構文:「〜させる」「〜してもらう」の表し方

フランス語では、動詞の形を変える日本語の「〜させる」と違い、使役を表す動詞に不定詞を続けます。この構文は、誰かに無理にさせる場合だけでなく、仕事を依頼したり、何かが原因で人が行動したりする場合にも使います。再帰代名詞を添えると、自分のために何かをしてもらうことや、盗難などの被害を受けることも表せます。

使役を説明する二つの用語

「〜させる」「〜してもらう」を作る基本形

faire + infinitif

動作をする人と、動作の対象の示し方

不定詞に直接目的語がない場合、その動作をする人は通常、前置詞なしで不定詞の後に置きます。「Le retard a fait attendre tout le monde dehors.」(遅れのせいで、みんなが外で待つことになった)では、待つ人である「みんな」がこの位置にあります。

不定詞に直接目的語がある場合、動作をする人は通常、前置詞の「à」で示します。報告書を同僚に読ませる例では、報告書が読む対象で、同僚が読む人です。日本語の「人に〜させる」の「に」をそのまま当てはめず、不定詞に直接目的語があるかどうかを確かめましょう。

目的語の代名詞を置く位置と順番

使役構文の目的語を短い代名詞にすると、通常は不定詞の直前ではなく、使役を表す活用した動詞の前に置き、複合過去では助動詞の前に置きます。「Je les lui ai fait lire avant la réunion.」(会議の前に、私はそれを彼に読ませた)では、読む対象を表す複数の直接目的語代名詞が先に、読む人を表す間接目的語代名詞が後に並びます。

近接未来のように使役を表す動詞自体が不定詞になる場合は、その使役動詞の直前に代名詞を置きます。その際、「私に・私のために」を表す再帰代名詞は、複数の直接目的語代名詞より前に置きます。日本語の語順から位置を決めず、代名詞がどの動詞のまとまりに属するかと、代名詞同士の決まった順番を確認しましょう。

再帰代名詞で表す「自分のために〜してもらう」

se faire + infinitif

盗難など、自分が受ける被害を表す

再帰代名詞を伴う使役構文は、本人が望んで頼んだことだけでなく、盗難などの被害にも使います。「Ils se sont fait voler leurs sacs dans le train.」(彼らは電車の中でかばんを盗まれた)は、被害を受けたことを表します。

ここでは主語の人たちが盗むように指示したのではなく、盗まれる出来事の影響を受けています。日本語では被害の受け身になるため、「使役だから本人の意思でさせた」と解釈しないようにしましょう。この形だけで本人に責任があるとは言えず、依頼か被害かは動詞の意味や場面から判断します。

不定詞が続く過去分詞は形を変えない

使役構文で不定詞が続く場合、過去分詞の「fait」は性や数に合わせて形を変えません。「Elle s’est fait couper les cheveux avant l’entretien.」(彼女は面接の前に髪を切ってもらった)では、主語が女性でも、過去分詞に女性形の語尾を付けません。

目的語の代名詞が前に出ていても、再帰代名詞を伴っていても、この規則は同じです。日本語には性や数による過去分詞の変化がないので、まずこの使役構文では形が一定だと覚えると整理しやすくなります。ほかの複合過去で学んだ一致の規則をそのまま当てはめず、使役の過去分詞に不定詞が続いているかを確認しましょう。

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