フランス語の「できる」「しなければならない」「必要だ」

レベル A1

フランス語の「できる」「しなければならない」「必要だ」

「できる」「しなければならない」「必要だ」をフランス語で言う方法を学びます。日本語の「できる」一つに対して、フランス語では、習って身につけた力には savoir、都合や許可には pouvoir を使い分けます。また、友だちには tu、知らない人や目上の人には vous を使い、それに合わせて動詞の形も変わります。vous は、相手が二人以上のとき(あなたたち)にも使います。

「できる」「しなければならない」「必要だ」を表す言葉

現在形の一覧(主語ごとの活用)

主語pouvoir(できる・してもいい)savoir(〜の仕方を知っている)devoir(しなければならない)avoir besoin de(必要だ)
je / j'peuxsaisdoisai besoin de
tupeuxsaisdoisas besoin de
il / elle / onpeutsaitdoita besoin de
nouspouvonssavonsdevonsavons besoin de
vouspouvezsavezdevezavez besoin de
ils / ellespeuventsaventdoiventont besoin de

習って身につけた「できる」は savoir+動詞(泳げる・話せる・運転できる)

泳ぐ、運転する、外国語を話すなど、練習して身につけた力を言うときは、pouvoir ではなく savoir(〜の仕方を知っている)を使います:Je sais nager. うしろの動詞は辞書の形(不定詞)のままで、主語によって形が変わるのは savoir だけです:Elle sait parler trois langues. 友だちに聞くときは、語順を変えずに文の終わりを上げるだけで疑問文になります:Tu sais conduire ?

Je sais nager.

「〜できない」の言い方(ne と pas で動詞をはさむ)

否定は、活用した動詞を ne と pas ではさんで作ります:Je ne peux pas venir demain.(都合が悪くて行けない) 日本語の「駐車できません」と同じように、ne pas pouvoir は規則で「してはいけない」という意味にもなります。知らない人に言うので、ここではていねいな vous を使っています:Vous ne pouvez pas vous garer ici.

「鍵が見つからない」は、pouvoir を使わずに、動詞を否定にするだけで言うのが自然です:Je ne trouve pas mes clés. 日本語の「見つけられない」につられて pouvoir を入れないようにしましょう。

Je ne peux pas venir demain.

「〜してもいいですか」「〜してもらえますか」(pouvoir の疑問文)

「〜してもいいですか」と許可を求めるときは、je peux を使います。文の頭に Est-ce que をつけると、それだけで疑問文になります:Est-ce que je peux payer par carte ? 人に頼むときは、知らない人には vous pouvez、友だちには tu peux を使い、文の終わりを上げて言います:Tu peux m'aider ? ていねいに頼むときは、最後に s'il vous plaît(友だちには s'il te plaît)をつけます。

Est-ce que je peux payer par carte ?

「〜しなければならない」は devoir+動詞

仕事や時間の都合などで、どうしてもしなければならないことは、devoir のあとに動詞の辞書の形を置いて言います:Je dois travailler demain. 主語によって活用するのは devoir だけで、うしろの動詞は辞書の形のままです:Elle doit se lever tôt. ただし、se lever(起きる)の se は主語に合わせて変わり、je なら Je dois me lever tôt. になります。会話では「私たち」と言うとき、nous のかわりに on をよく使い、動詞は「彼」「彼女」が主語のときと同じ形になります:On doit partir à huit heures. 「だれが」を言わずに「〜しなければならない」と言う il faut+動詞も、よく使われます:Il faut partir.

Je dois travailler demain.

「〜が必要だ」「〜する必要がある」の言い方(avoir besoin de)

フランス語の「必要だ」は、avoir(持っている)と besoin(必要)を組み合わせて、「必要を持っている」という形で言います。うしろには de を置き、そのあとに物も動詞も来ます:J'ai besoin de dormir. 母音で始まる言葉の前では、de は d' になります:J'ai besoin d'un taxi. 店員などが知らない人に声をかけるときは、vous を使います:Vous avez besoin d'aide ?

J'ai besoin de dormir.

「しなくてもいい」と「してはいけない」はちがう

ne pas avoir besoin de は「〜しなくてもいい」「〜は要らない」という意味で、禁止ではありません:Vous n'avez pas besoin de payer.(お金は払わなくてもいいですよ) 「何も要らない」と言うときは pas を使わず、besoin de のあとに rien を置きます:Non, tu n'as besoin de rien !(友だちに「何も要らないよ」)

一方、devoir を否定にした vous ne devez pas は「〜してはいけない」という禁止になります。devoir が「しなければならない」なら、否定は「しなくてもいい」になりそうですが、フランス語ではそうならないので気をつけましょう。「ここに駐車してはいけない」は Vous ne pouvez pas vous garer ici. とも言えます。

会話:友だちを晩ご飯に誘う(tu を使うくだけた話し方)

友だちどうしなので、最初から最後まで tu で話しています。Et samedi ? は「じゃあ、土曜日は?」と別の日を提案する言い方です。ça me va は「それで大丈夫」「都合がいい」という意味の、よく使う言い方です。À samedi は「土曜日にね」という別れのあいさつです。

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