英語で人の言ったことを伝える言い方:said、told、asked if
このレッスンでは、だれかが言ったことやたずねたことを、あとから別の人に伝える言い方を学びます。中心になる考え方はこうです。said、told と相手、または asked if で文を始め、人や場所を表す言葉を今の自分の立場に合わせます。そして、その時だけの話なら動詞を一つ前の時に下げます。今も変わらないことはそのままでもよいので、これは自動的な変化ではありません。
これまでに学んだこと
今も変わらない伝言を伝えるときは、現在形を使います。“She says she's late.”(遅れると言っています。)“She asks if you have the keys.”(鍵を持っているかどうか聞いています。)
約束には will を使います。“I'll call you tomorrow.”(明日電話するね。)人は me、him、her、us、them で受けます。“Could you give it to her?”(それを彼女に渡してもらえる?)また、had と過去分詞は、過去のある時より前に起きたことを表します。“The train had already left.”(電車はもう出ていました。)このレッスンでは、これらを組み合わせて使います。
She says she's late.
She asks if you have the keys.
I'll call you tomorrow.
Could you give it to her?
The train had already left.
人の言葉を伝えるための四つの言葉
tell は「相手に伝える」という意味で、過去形は told です。すでに学んだ say の過去形は said で、音は /sɛd/ です。「セイド」ではなく「セド」に近い音です。ask の過去形は asked です。
would は短く 'd になることが多く、過去から見た will です。miss と lose はすでに学びました。miss は電車やバスに「乗り遅れる」、lose は物を「なくす」という意味です。過去分詞は missed と lost です。
アナさんから電話がありました
今朝、アナさんから電話がありました。電話に出た人が、アナさんの言ったことを別の人に伝えています。会話全体を聞いて、アナさんがどこにいたか、何があったか、何時に着くか、何をたずねたかを探してください。電話はもう終わっているので、答えでは she said、she told me、she asked を使っています。最後の them は keys のことです。
- A
Did Ana call this morning?
- B
Yes, she said she was at the station.
- A
Is she OK?
- B
She told me she'd missed the train.
- A
When will she be here?
- B
She said she'd be here at eleven.
- A
Did she ask about the keys?
- B
Yes, she asked if I had them.
- A
What did you tell her?
- B
I told her I had them.
情報を伝える言い方:said (that)…
前に言われたことを伝えるときは、said で始めて、内容を続けます。“She said she was late.”(遅れると言っていました。)said のあとに that を入れても、意味は変わりません。“He said that he needed the keys.”(鍵が必要だと言っていました。)日本語の「と」に近い言葉ですが、順番は逆で、英語は said が先、内容があとです。話すときは that を省くことも多いです。
伝言そのものを主語にすることもできます。“The message said that lunch was at one.”(伝言には、お昼は1時だと書いてありました。)say のすぐあとに人を置くことはできません。She said me はまちがいです。聞いた人を言いたいときは、She said to me か、次の told を使います。
She / He / The message said (that) she was late / he needed the keys.
I'm late.
She said she was late.
She said that she was at the station.
He said that he needed the keys.
He said that the meeting was at three.
The message said that lunch was at one.
聞いた人も言う言い方:told と相手
tell は聞いた人を示します。told のすぐあとに人が来て、そのあとに内容が続きます。“She told me she was late.”(遅れると私に言いました。)人の部分には me、you、us、him、her、them や名前が入ります。“He told us that the meeting was at three.”(会議は3時だと私たちに言いました。)
人の言葉を伝えるとき、told にはこの相手が必要です。She told that she was late はまちがいです。日本語では「私に」があってもなくても「言いました」ですが、英語では動詞が変わります。相手を言わないなら said、動詞のすぐあとに言うなら told です。
She / He told me / us / him / them (that) she was late / he was tired.
She told me she was late.
He told us that the meeting was at three.
She told him that she needed the keys.
He told them he was tired.
質問を伝える言い方:asked (me) if…
「はい」か「いいえ」で答える質問を伝えるときは、asked if を使います。人は入れても入れなくてもかまいません。“She asked if I had the keys.”(私が鍵を持っているかどうか聞きました。)“She asked me if I worked on Friday.”(金曜日に働くかどうか私に聞きました。)
if のあとはふつうの文の順番になり、ここでは do や does がなくなります。Do you have the keys? は I had the keys に、Is the meeting at three? は “He asked if the meeting was at three.”(会議は3時かどうか聞きました。)になります。質問の you は聞かれた自分のことなので、I になります。that とちがって、この if は省くことができません。
She / He asked (me / us) if I had the keys / we were free.
Do you have the keys?
She asked if I had the keys.
She asked me if I worked on Friday.
He asked us if we were free on Saturday.
He asked if the meeting was at three.
She asked if Leo had the keys.
動詞を一つ前の時に下げる
文が過去形で始まるので、その時だけの話なら、言った内容の動詞も一つ前の時に下げます。日本語では「遅れると言っていました」のように、「と」の前の動詞はそのままですが、英語では動詞も変わります。このレッスンで使うのは三つです。現在形は過去形になります。am と is は was、are は were、need は needed です。will は would になります。過去形は had と過去分詞になり、言った時より前のことだと示します。
'd には二つの読み方があるので、注意してください。このレッスンの文では、'd のあとが動詞の原形なら would(she'd be)、過去分詞なら had(she'd missed)です。
I'm at the station.
She said that she was at the station.
I need the keys.
He said that he needed the keys.
I'll be there at eleven.
She said she'd be here at eleven.
I missed the train.
She told me she'd missed the train.
今の自分の立場から言う
今話しているのは自分なので、人や場所を表す言葉が変わることがあります。アナさんがあなたに I'll call you tomorrow と言ったら、別の人には “She said she'd call me tomorrow.”(明日私に電話すると言っていました。)と伝えます。今聞いている人にあてた言葉なら、you のままです。“She said she'd call you tomorrow.”(明日あなたに電話すると言っていました。)アナさんの my は her になり、遠くから言った there は、その場所にいる人の言葉では here になります。
時を表す言葉も同じです。同じ日なら tomorrow は tomorrow のままです。その日が過ぎていたら、曜日を言います。月曜日に I'll come tomorrow と言った人のことを水曜日に伝えるなら、“He said he'd come on Tuesday.”(火曜日に来ると言っていました。)です。
I'll call you tomorrow.
She said she'd call me tomorrow.
She said she'd call you tomorrow.
I lost my keys.
She said she'd lost her keys.
I'll be there at eleven.
She said she'd be here at eleven.
I'll come tomorrow.
He said he'd come on Tuesday.
変えなくてもよい文
動詞を下げるのは、自動的な計算ではありません。何を伝えたいかによります。言われたことが今も変わらないなら、動詞はそのままでかまいません。closed は「閉まっている」という意味です。下の最初の二つの文はどちらも正しく、is を使うと、その店が今も日曜日に休みだとはっきりします。
人についての事実(two children、子ども二人)や、明日の電話のようにこれからの予定も同じです。まだ始まっていない会議も is のままでかまいません。ここでは、こうした文がわかれば十分です。このレッスンの伝言では、動詞を下げる練習をしましょう。
He said the shop is closed on Sundays.
He said the shop was closed on Sundays.
She told me she has two children.
He said he'll call me tomorrow.
やってみましょう:レオさんの言ったことを伝える
今朝、レオさんから電話があり、あなたにこう言いました。I'm tired. I lost my phone. I'll call you tomorrow. Are you free on Saturday? 夜になって、友だちが聞きます。What did Leo say?
下の文を読む前に、四つの部分を He で始めて英語で伝えてみましょう。said、told me、asked if を使います。レオさんの my は his になります。そのあとで、聞いて確かめてください。
He said he was tired.
He told me he'd lost his phone.
He said he'd call me tomorrow.
He asked if I was free on Saturday.
まとめ:言われたことから自分の話へ
情報は said (that)… か told と相手で伝えます。「はい」か「いいえ」の質問は asked (me) if… で伝えます。人と場所の言葉を自分の立場に合わせます。その時だけの話なら、現在形は過去形に、will は would に、過去形は had と過去分詞に下げます。