英語の受け身:物の作られ方を is made と by で説明する

レベル B1

英語の受け身:物の作られ方を is made と by で説明する

このレッスンでは、お客さんがお店のパンについてたずねるので、パンがパン屋で作られてお店に届くまでを英語で説明しましょう。中心になる考えは、物のことを話すときは物から文を始めて、is または was のあとに made や delivered を続けることです。is と was が時を示し、だれがしたかを言いたいときは by を足します。“The baker makes the bread.”(パン職人がパンを作ります。)のように、する人から始める文でも、同じ事実を言えます。

もう知っていること

物の様子を言うときは、“It's small.”(小さいです。)や “The table is big.”(テーブルは大きいです。)のように、まず物を言って、次に be を続けます。is の過去の形は was です。“Was it good?”(よかったですか。)“Yes, it was.”(はい、よかったです。)First(まず)、Then(それから)、Finally(最後に)で、手順の順番も言えます。“First, close the door.”(まず、ドアを閉めてください。)“Then turn it on.”(それから、つけてください。)“Finally, wait a minute.”(最後に、一分待ってください。)このレッスンでは、この三つを合わせて、物がたどる道のりを説明します。

新しい言葉

make は「作る」で、パンやテーブルなどを作るときに使います。過去の形は made です。deliver は「配達する」「届ける」で、過去の形は delivered です。sell は「売る」で、過去の形は sold です。bakery は「パン屋」で、baker は「パン職人」です。このレッスンの by は、動作をする人や会社を示します。カードの「によって」に当たりますが、日本語の会話では「が」で言うことがほとんどです。

お店で:このパンはどこから?

お客さんがお店のパンを気に入って、質問をします。very good は「とてもおいしい」、who は「だれ」、this morning は「今朝」、every morning は「毎朝」です。文の始まりが二通りあることに注目しましょう。“No, it's made by a small bakery.”(いいえ、小さなパン屋が作っています。)と “Yes, it was delivered this morning.”(はい、今朝配達されました。)は、パンを指す it から始まります。“The baker delivers it every morning.”(パン職人が毎朝配達しています。)は、する人から始まります。

する人から始める文:make など

ここでは、これまでと同じように、する人から文を始めます。“The baker makes the bread.”(パン職人がパンを作ります。)“A small bakery makes this bread.”(小さなパン屋がこのパンを作っています。)“The shop sells the bread.”(お店がパンを売っています。)このように主語が the baker、a small bakery、the shop のときは、今のことを言う動詞に -s がつきます。makes、delivers、sells です。過去の文には -s がつきません。“The baker delivered the bread.”(パン職人がパンを配達しました。)このような文では、する人が主語で、パンは動詞のあとに来ます。

The baker / A small bakery / The shop makes / delivers / sells / delivered the bread / this bread.

is made:パンから始める文

物のことを話すときは、物から始めて、is のあとに made を続けます。“This bread is made here.”(このパンはここで作られています。)語順は “It's small.”(小さいです。)と同じですが、パンの様子ではなく、パンに何が行われるかを言います。“It's made in a small bakery.”(小さなパン屋で作られています。)の 's は is で、in は場所を示します。だれが作るかを言うときは by を足します。“This bread is made by a small bakery.”(このパンは小さなパン屋が作っています。)“The bread is made by the baker.”(パンはパン職人が作っています。)is made のような形を「受け身」と言います。

否定は be の否定です。“It isn't made here.”(ここでは作られていません。)日本語の「作られる」と似ていますが、by のある文は、日本語では「〜が作っています」と言うほうが自然です。そのため、訳もそうなっています。

This bread / It is made here / in a small bakery / by a small bakery.

過去にあったことを言うときの was delivered

過去のある時に起きたことを言うときは、今の文の is を was に変えるだけです。日本語の「配達されました」に近い言い方です。“The bread was delivered this morning.”(パンは今朝配達されました。)“It was delivered at seven.”(7時に配達されました。)by の使い方は同じです。“The bread was delivered by the baker.”(パンはパン職人が配達しました。)否定は wasn't です。“It wasn't delivered today.”(今日は配達されませんでした。)つまり、delivered の形はそのままで、変わるのは was のところだけです。

The bread / It was delivered this morning / at seven / by the baker.

is か was か:be が時を示す

make、deliver、sell では、be のあとの形(made、delivered、sold)は過去の形と同じで、この形を見ただけでは今のことか過去のことかはわからないので、これらの文で時を示すのは be です。“The bread is delivered every morning.”(パンは毎朝配達されます。)はふだんのことを言い、“The bread was delivered this morning.”(パンは今朝配達されました。)は一回の出来事を言います。“This bread is made here.”(このパンはここで作られています。)と “This bread was made this morning.”(このパンは今朝作られました。)も同じです。

これらの文では be を省くことはできず、This bread made here とは言わずに、“This bread is made here.” と言います。bread は単数として扱うので、ここでは is と was だけが出てきます。主語が複数のときは、同じように are と were を使います。

同じ事実、二つの始め方

“A small bakery makes this bread.”(小さなパン屋がこのパンを作っています。)と “This bread is made by a small bakery.”(このパンは小さなパン屋が作っています。)は、同じ事実を言っています。書きかえるときは、パンを文の始めに出し、動詞を is か was と made や delivered にして、する人を by のあとに置きます。主語に合わせる役目が is に移るので、makes の -s はなくなります。過去も同じで、“The baker delivered the bread.”(パン職人がパンを配達しました。)は “The bread was delivered by the baker.”(パンはパン職人が配達しました。)になります。

どちらを使うかは伝えたいことで決まり、する人が新しい情報なら、“No, it's made by a small bakery.”(いいえ、小さなパン屋が作っています。)のように、by を使って文の最後に置くことができますが、who の質問に答えるときは、“The baker delivers it every morning.”(パン職人が毎朝配達しています。)のように、する人から始める文も自然です。結果が大事なときや、だれがしたかが問題でないときは、“Yes, it was delivered this morning.”(はい、今朝配達されました。)のように、by を言いません。

作られ方や届いた時をたずねる

質問では、is や was を物の前に置きます。“Is it made here?”(ここで作られていますか。)“Was it delivered today?”(今日配達されましたか。)where(どこ)と when(いつ)は文の始めに置き、made や delivered は最後に残ります。“Where is this bread made?”(このパンはどこで作られていますか。)“When was it delivered?”(いつ配達されましたか。)だれがするかをたずねるときは、する人から始める文がいちばん簡単です。who(だれ)が主語なので do は使わず、動詞の -s も残ります。“Who makes this bread?”(誰がこのパンを作っていますか。)“Who delivers it?”(誰が配達していますか。)

Where / When is / was this bread / it made / delivered?

パンの道のりを三つの手順で

First、Then、Finally は手順の順番を示します。ただし、ここでは指示をしているのではなく、パンに何が行われるかを一文ずつ説明しています。この形なら、長い説明でも、短い文を三つ並べるだけですみます。“First, the bread is made in a small bakery.”(まず、パンは小さなパン屋で作られます。)二番目と三番目の文の it は、the bread を指します。“Then it's delivered to the shop.”(それから、お店に配達されます。)“Finally, it's sold in the shop.”(最後に、お店で売られます。)to the shop は行き先を、in the shop は場所を示します。

これはふだんの流れです。今日のパンの話をするときは was を使います。“This bread was made this morning.”(このパンは今朝作られました。)“Then it was delivered to the shop.”(それから、お店に配達されました。)

First, / Then / Finally, the bread / it is made in a small bakery / is delivered to the shop / is sold in the shop.

聞いてわかればよい長い形

be がほかの形になって、そのあとに delivered が続くこともあります。“It has been delivered.”(もう配達されました。)は、配達がすでに終わったことを言います。“It will be delivered tomorrow.”(明日配達されます。)は、これからのことを言います。今は、この二つを聞いてわかれば十分です。話すときは is と was を使いましょう。

やってみましょう

このパンのことを、だれかに説明しましょう。質問は三つです。“Where is this bread made?”(このパンはどこで作られていますか。)“Who makes this bread?”(誰がこのパンを作っていますか。)“When was it delivered?”(いつ配達されましたか。)それぞれの質問のあと、答えを聞く前に自分で言ってみてください。最後に、First、Then、Finally を使って、三つの手順でパンの道のりを説明しましょう。

まとめ:する人からか、物からか

事実は同じで、文の始まりが変わります。is と made や delivered は、ふだんのことを言い、was と made や delivered は、過去の出来事を言います。by は、だれがするかを足します。by がないと、結果に注意が向きます。

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