英語で情報源を比べる:一致点と相違点の示し方

レベル B2

英語で情報源を比べる:一致点と相違点の示し方

二つの文章が、大通りで行われた同じ試験的な実施について書いていますが、内容は同じではありません。このレッスンでは、だれが何を述べているのかを、主張の重みがわかる動詞を使って英語で伝えます。情報源が一致する点と違う点を分け、文章に書かれていることだけを述べます。最後に、二つの文章を自分の言葉で短くまとめます。

情報の出どころを示す、これまでの表現

“The message said that lunch was at one” は、一度言われたことを伝える文です。“According to the paper” は「新聞によると」にあたり、情報の出どころを示しますが、自分が信じているかどうかは示しません。“Whereas” は二つの事実を並べ、“may” と “we haven't confirmed that” は確かでないことをそのまま残します。今回は、これらを組み合わせて使います。

一つ目の文章:地元の新聞

町の新聞の記事で、大通りを車両通行止めにした試験的な実施(trial)について書いています。聞きながら、三つの点に注意しましょう。店の正確な数、高齢の住民の問題、そして最後の文の may です。may は、また実施するかどうかがまだ決まっていないことを示します。

二つ目の文章:店主の協会

今度は店主たちの協会(shop owners' association)が同じ実施について書いています。新聞と比べてみましょう。こちらは every shop、つまり「どの店でも」で、40店のうち31店ではありません。“a huge success”(大成功)という言い方と、だれに話を聞いたのかにも注目してください。

情報源を比べるための言葉

三つの動詞と、それぞれの重み

reports は、情報を事実として伝える動詞で、書き手の疑いは加えません。ただし、それが本当だという証明にはなりません。claims は、情報源がそう述べていて、自分は保証しないことを示します。うそだという意味ではありません。日本語の「クレーム」は苦情のことですが、claims に苦情の意味はありません。suggests は、ある数字などが結論を指し示しているものの、証明はしていないことを示します。suggest の主語が人のときは「提案する」という別の使い方が多く、このレッスンでは主語は数字などの事実です。

“The notice says…” と同じように、今も読める文章については、出来事が過去でも、英語ではふつう伝える動詞を現在形にします。“The paper reports that 31 of the 40 shops had more customers” の had が過去形なのは、実施がすでに終わっているからです。英語では、主語の後にすぐ動詞が来て、that の後に内容が続きます。日本語の「〜と報じている」とは語順が逆です。

the source reports / the source claims / the figure suggests that what it says.

情報源が一致している点

“Both sources agree that…” は共通点を示します。both と複数形の sources で「どちらの情報源も」という意味になり、“both the paper and the association” はそれぞれの名前を挙げる言い方です。二つが実際に述べていることだけを入れましょう。新聞と協会が一致しているのは客が増えたという点で、店の数ではありません。また、一致していても証明にはなりません。二つの情報源が同じように間違っていることもあります。

Both the sources agree / say that the shared point.

情報源が違っている点

whereas を使うと、それぞれの情報源が述べていることを一つの文で比べられます。一つ目の文の最後の did は、“had more customers” の繰り返しを避けています。“disagree about” は違いをはっきり言う表現です。三つ目の文は別の場合です。協会は新聞に反論しているのではなく、高齢の住民について書いていないだけです。書いていないことは意見の違いではないので、disagrees ではなく “doesn't mention” と言いましょう。

それぞれの文章が示す証拠

それぞれの主張を支えているものは何かを考えましょう。協会は every shop と書いていますが、その根拠を示していません。新聞には数字がありますが、だれが客を数えたのかは書いていません。信頼しやすい情報源にも限界があります。evidence は数えられない名詞です。“no evidence” や “some evidence” と言い、an evidence や evidences とは言いません。

文章から見える偏り

偏り(bias)は、文章に書かれていることを根拠に指摘します。だれに話を聞いたか、どんな言葉を選んだか、何に触れていないかです。biased は自分の判断なので、観察にもとづいて、「〜ようだ」にあたる seems と一緒に使います。“The text seems biased” と書くときは、読む人が文章で確かめられる理由をすぐに続けましょう。

文章からわからないこと:書き手の意図

最初の二つの文は、見て理解できれば十分です。“must have wanted to hide” と “might not have known” は、だれかが何を望み、何を知っていたかについての推測です。助動詞は推論であることを示しますが、それを確かめるものではありません。なぜそう書いたのかは、文章のどこにも書かれていません。こうした文に出会ったら、事実ではなく仮説として扱いましょう。自分のまとめでは、見えることだけを述べます。“The text doesn't tell us why.” は「その理由は文章には書いてありません」という意味です。

同じ比較を会話で

二人が話しながら文章を比べています。動詞は同じですが、文は短くなります(every shop did、31 of the 40 did)。最後の答えは、どこまで言えるかを示しています。“It seems to be” は偏りを慎重に認め、“we don't know why” は意図を推測しません。

意味を変えずに自分の言葉で言う

言い換えは、一語ずつの翻訳でも、自分の意見を足すことでもありません。元の文章と比べましょう。may repeat は may のままで、will repeat にはしません。また実施するかどうかは決まっていないからです。love は prefer に変わりましたが、協会の主張であることは同じなので claims を使います。“31 of the 40” のような数字や条件はそのまま残し、だれの情報かを必ず示しましょう。

やってみよう:図書館についての二つの文章

一つ目の文は、日曜日の図書館の開館についての報告書からです。二つ目は職員(staff)が書いた文章からです。両方を読んで、共通する点、違う点、どちらも説明していない点をメモしましょう。

二つの文章を一段落にまとめる

型に沿って三つの文を書きましょう。共通点、違い、そして数字などが示唆することと、まだわからないことです。その後で例と比べます。二つの情報源は矛盾していません。一方は人数を、もう一方は時間帯を述べていて、whereas はそれを並べているだけです。“The report says” としているのは、“The report reports” では同じ語の繰り返しになるからです。“the staff claim” に -s がないのは、ここでは主語を複数として扱っているからです。“That suggests” は、大半の人が午前中に来ると断定してはいません。可能性を示しているだけです。

Both sources agree that the shared point. first source and verb that what it says, whereas second source and verb that what it says. That suggests that a careful conclusion, but we don't know what is missing.

まとめ:二つの情報源を比べる

文を書く前に確かめましょう。だれが言っているのか。文章にそう書かれているのか。自分が何かを足していないか。

言いたいこと言い方
Information passed on as factThe paper reports that …
A statement you have not checkedThe association claims that …
Where a figure pointsThat figure suggests that …
The same pointBoth sources agree that …
A different point…, whereas …
What the text leaves outThe text doesn't mention …
What it does not showWe don't know why.

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