英語で会話を続ける言い方:意味を確かめて話す番を取る
このレッスンでは、友だち二人がアパートを見ながら話しますが、最初はお互いの言いたいことがよくわかりません。中心になるのは、はっきりしないときは相手の言いたいことを聞き、自分の理解を確かめ、Let me で話す番を取り、反対するときはまず聞いたことを示してから例を挙げてもらうということです。使う型は少なく、どれも実際の会話で使えるものです。
もう知っていること
会話に役立つ表現は、もういくつか知っています。“Could you repeat that?”(もう一度言っていただけますか)は、ていねいにくり返しを頼む文です。“It's a place where you can read.”(本を読める場所です)は、言葉が出てこないときの説明で、place where、thing that、person who を使います。“In my view, the small hotel is better.”(私の考えでは、小さいホテルのほうがいいです)は意見を言う文で、in my view は「私の考えでは」です。“I agree with you.”(あなたに賛成です)は賛成を表し、disagree はその反対で「賛成しない」です。これから、こうした表現を使って会話を進めます。
Could you repeat that?
It's a place where you can read.
In my view, the small hotel is better.
I agree with you.
新しい言葉
mean のカードには「意味する」とありますが、What do you mean? は「どういう意味?」「何が言いたいの?」にあたります。let のカードには「許す」とありますが、let me は「私に〜させて」という言い方です。explain は「説明する」です。example は「例」で、もう知っている for example の中にある言葉です。exactly は「そのとおり」のように使います。practical は「実用的」、apartment は「アパート」、desk は「机」です。例文の finish は「終える」、next week は「来週」、window は「窓」です。
アパートについての会話
友だち二人が、いっしょに借りるかもしれないアパートを見ています。一人は実用的ではないと思い、もう一人は答える前に質問します。会話全体を聞いて、What do you mean by…?、Do you mean…?、Can you give me an example? に注意しましょう。room は「部屋」、kitchen は「キッチン」、too small は「小さすぎる」です。最後の文では、けんかをせずに反対して、別の案を出しています。
- A
In my view, this apartment isn't practical.
- B
What do you mean by “practical”?
- A
Let me explain. There's no room where we can work.
- B
Do you mean the room next to the kitchen?
- A
Yes, exactly. It isn't a good place to work.
- B
I'm not sure I agree. Can you give me an example?
- A
For example, it's too small for two desks.
- B
I see what you mean, but we can work in the kitchen.
「どういう意味?」と相手に聞く
What do you mean by のあとに言葉を続けると、その人がその言葉をどういうつもりで使っているかを聞けます。“What do you mean by “cheap”?” は「『安い』って、どういう意味?」です。だれにとって安いのかを聞いています。“What do you mean by that?” は、今聞いたことについて「それ、どういう意味?」と聞く文です。
“What does this word mean?”(この言葉は何を意味しますか)と比べましょう。こちらは言葉の意味を聞く文で、主語が this word なので does を使います。What do you mean? の主語は you で、聞いているのは辞書の意味ではなく、相手の考えです。“What do you mean?” だけを強い調子で言うと、相手を責めるように聞こえることがあります。落ち着いた調子なら、単純な質問に聞こえます。
What do you mean by “cheap” / “small” / that?
What do you mean by “cheap”?
What do you mean by “small”?
What do you mean by that?
What do you mean?
What does this word mean?
Do you mean…?:自分の理解を確かめる
What do you mean? は答えが自由な質問です。Do you mean…? は「〜のこと?」という意味で、自分の考えを出して、相手に確かめてもらう質問です。mean のあとには、next week(来週)のような時、“the room next to the kitchen”(キッチンの隣の部屋)のような場所、物や人を説明するときに学んだ言い方が来ます。“Do you mean a place where we can work?”、“Do you mean the woman who works here?”
合っていれば “Yes, exactly.”(うん、そのとおり)と答えます。違っていれば、もう一度 mean を使います。質問ではないので do は使いません。“No, I mean the big room.”(ううん、大きい部屋のことだよ)
Do you mean next week / the room next to the kitchen / a place where we can work?
Do you mean next week?
Do you mean the room next to the kitchen?
Do you mean a place where we can work?
Do you mean the woman who works here?
Yes, exactly.
No, I mean the big room.
Let me…:話す番を取る
Let me のあとに動詞を続けると、これからすることを伝えて、話す番を取ることができます。「説明させて」のように、日本語の「〜させて」に近い言い方です。動詞は to をつけない形です。Let me explain が正しく、Let me to explain とは言いません。これらの文では、本当に許可を求めているわけではありません。すでに知っている let's は相手もふくみますが、let me は自分のことだけです。
“Let me say that again.”(もう一度言わせて)は、うまく説明できなかったときに使えます。話し終わる前に相手が話し始めたら、“Sorry, let me finish.”(ごめん、最後まで言わせて)で番を取り戻せます。sorry がないと、少しきつく聞こえます。“Let me give you an example.”(例を挙げさせて)のあとは、for example で続けましょう。“For example, there's no window.”(例えば、窓がない)
Let me explain / finish / say that again / give you an example.
Let me explain.
Sorry, let me finish.
Let me say that again.
Let me give you an example.
For example, there's no window.
ていねいに反対する
ていねいに反対するときは、まず聞いたことを示します。“I see what you mean, but…” は「言いたいことはわかるけど」という言い方です。ここの see は「見る」ではなく「わかる」で、what you mean は質問ではないので do を使いません。but のあとには、“…but it's too expensive.”(でも高すぎるよ)のように自分の立場を言うか、“…but we can work in the kitchen.”(でもキッチンで仕事できるよ)のように別の案を出します。
“I'm not sure I agree.”(賛成かどうかわからないな)は I don't agree よりやわらかく、違う意見だと伝えるときによく使います。はっきり言いたいときは、“I'm sorry, but I don't agree.”(悪いけど、賛成できない)が直接的で、失礼にもなりません。
I see what you mean, but I'm not sure I agree / it's too expensive / we can work in the kitchen.
I see what you mean, but I'm not sure I agree.
I see what you mean, but it's too expensive.
I see what you mean, but we can work in the kitchen.
I'm not sure I agree.
I'm sorry, but I don't agree.
例を挙げてもらう
相手の話があいまいなときは、例を挙げてもらうと会話が具体的になります。友だちには “Can you give me an example?”(例を挙げてくれる?)で十分です。知らない人や職場の人には、ていねいな頼み方で学んだ could を使うと、より気を配った言い方になります。“Could you give me an example?”(例を挙げていただけますか)
Can you / Could you give me an example?
- くだけた
Can you give me an example?
- 丁寧
Could you give me an example?
聞いてわかればいい表現:割りこみと皮肉
この二つの文は、聞いてわかれば十分です。“Hang on, what do you mean?”(ちょっと待って、どういう意味?)は、くだけた割りこみ方で、hang on は「ちょっと待って」にあたります。“Oh, great. It's raining again.” はほめているのではありません。ここの great は「最高」の反対の気持ちで、それは場面と言い方からわかります。晴れてほしかった人が、雨に文句を言っているのです。自分で使う必要はありません。
Hang on, what do you mean?
Oh, great. It's raining again.
やってみましょう
お手本を聞く前に、それぞれの文を言ってみましょう。まず、だれかがアパートを cheap だと言いました。その人にとってどういう意味か聞きます。次に、日にちは来週だと思うので、確かめます。次に、説明するために話す番を取ります。次に、相手の話はわかるけれど、値段が高いと思っていると伝えます。次に、友だちに例を挙げてもらいます。最後に、窓のない部屋を例に挙げます。下の文は、この順番で並んだ答えの例です。
What do you mean by “cheap”?
Do you mean next week?
Let me explain.
I see what you mean, but it's too expensive.
Can you give me an example?
For example, there's no window.
まとめ:確かめる、話す番を取る、反対する
答えが自由な質問は What do you mean by…? です。自分の考えを確かめるときは Do you mean…? です。話す番を取るときは Let me のあとに to のない動詞を続けます。ていねいに反対するときは I see what you mean, but… です。例を挙げてもらうときは Can you give me an example? と言い、例を挙げるときは For example で始めます。
次のレッスン
- 英語でていねいに頼む言い方と答え方:could と would
- 英語で人・物・場所を説明する:who、that、where で「どれか」を伝える
- 英語で理由をつけて自分の意見を言う:although と however
- 英語の文末の前置詞:疑問文と関係詞節
- 英語の会議での話し方:番をもらう、番を返す、決まったことをまとめる
- 英語の短い返事と付加疑問文
- 英語の強調の do と同意の表し方
- 英語で苦情を伝える:問題を説明して返金や交換を話し合う
- 英語で仕事や勉強の経験と目標を話す:できるようになったことの伝え方
- 話される英語を聞き取る:弱い形、短縮形、対比の強勢
- 英語でお知らせやインタビューの内容を伝える:according to
- 英語で改善を提案する:解決策を比べて反対意見に答える
- 英語の動名詞と不定詞の使い分け