英語で、それより前に起きていたことを話す:過去完了形の had + 過去分詞

レベル B1

英語で、それより前に起きていたことを話す:過去完了形の had + 過去分詞

このレッスンでは、映画館で映画を見られなかった人が、そのわけを説明します。中心になるのは、話がすでに過去のことで、それより前のできごとにさかのぼるときは had + 過去分詞を使うということです。by the time と before が順序を示し、ほかの部分は単純過去形のままです。because や so といっしょに使うと、had + 過去分詞で問題の原因が先に起きていたことを説明できます。予定外のできごとでは、意味も変わります。“When I arrived, the train left.” と “When I arrived, the train had left.” は同じ話ではありません。

もう知っていること

“I went to the market.”(スーパーに行きました。)は、単純過去形でできごとを言います。“I was cooking dinner when you called.”(電話が来たとき、晩ご飯を作っていた。)は、was + -ing で場面を、単純過去形でできごとを言います。“I've done my homework.”(宿題をしました。)は have + 過去分詞で、できごとを今につなげます。ここからは過去分詞を had といっしょに使い、話の中でもっと前の時点にさかのぼります。

新しい言葉

by the time は二つのできごとをつなぎ、あとのことが起きたとき、前のことはもう起きていたと伝えます。カードでは「ときには」としていますが、文では「〜ときには、もう〜ていた」とよく訳します。before は「前に」です。train は「電車」です。leave は、ここでは電車やバスが「出る」という意味で、過去形も過去分詞も left です。miss はバスや電車に「乗り遅れる」こと、lose はスマホなどの物を「なくす」ことです。close は「閉める」、start は「始める」ですが、店や映画が主語のときは「閉まる」「始まる」に当たります。

昨日何があったか

一人は映画館で待っていました。もう一人は遅れて着き、家に帰りました。会話全体を聞いて、さらに前のことにさかのぼる三つの言い方を見つけましょう。had already started、'd missed、'd lost です。会話はまず「映画館に着いた時」を決めて、そのあとでさかのぼります。took と went は単純過去形のままです。so は「それで」という意味です。

had + 過去分詞の形

“I'd missed the bus.”(バスに乗り遅れていました。)のように言います。had はどの主語でも同じ形です。I had、she had、we had と言います。話すときは 'd になることが多く、否定は hadn't です。“We hadn't eaten.”(私たちは食べていませんでした。)

過去分詞は have done で使ったものと同じです。規則動詞は missed や closed のように -ed で終わります。不規則動詞には gone、eaten、done のように決まった形のものがあり、lost、left、slept、read は過去形と同じ形で、read は red と同じ音です。似た形に注意しましょう。I'd + 過去分詞は I had ですが、I'd like の 'd は would です。また、had lunch(昼ご飯を食べた)の had は have の過去形です。

I'd / She had / We hadn't lost my phone / missed the bus / gone home / eaten

原因のほうが前に起きた

問題を説明するときは、まず問題を単純過去形で言い、because のあとに原因を言います。“I was late because I'd missed the bus.”(バスに乗り遅れたので、遅刻しました。)話の中心は遅刻で、バスに乗り遅れたのはそれより前です。so を使うときは、原因が先に来ます。“I'd lost my phone, so I didn't call you.”(スマホをなくしていたから、電話しませんでした。)こうした文では、had を使わない I missed the bus もよく言います。because が二つのことをつないでいるからです。had を使うと、原因が前だとはっきりします。

I was late / We didn't see the film because I'd missed the bus / we'd lost the tickets

どちらが先に起きたかを示す言葉

by the time と before は、あとのできごとの前に置きます。この形の文では、そのできごとは単純過去形です。I arrived、we arrived、she called のように言います。これらの文では、前のできごとに had を使っています。“By the time I arrived, the shop had closed.”(着いたときには、店はもう閉まっていました。)二つの部分は入れかえられます。“The film had started by the time I arrived.”(着いたときには、映画はもう始まっていました。)by the time が先に来るときは、コンマを入れます。

by the time は、その時点でもう起きていたことを言い、「間に合わなかった」という場面でよく使います。before は、ただ一方が先だったことを言います。“I'd read the report before she called.”(彼女から電話が来る前に、報告書を読んでいました。)

By the time I arrived / we arrived at the station, the shop had closed / the train had left

目の前で出たのか、もう出ていたのか

予定外のできごとでは、had で話が変わります。“When I arrived, the train left.”(私が着くと、電車が出ました。)は、着いてすぐ電車が出て、それを見たという意味です。“When I arrived, the train had left.”(私が着いたとき、電車はもう出ていました。)は、着く前に出ていて、電車はもういなかったという意味です。店の文も同じです。“When I arrived, the shop closed.”(私が着くと、店が閉まりました。)“When I arrived, the shop had closed.”(私が着いたとき、店はもう閉まっていました。)日本語では「もう〜ていた」で表すことが多いですが、英語では動詞の形でこの順序を示します。

have と had も、見ている時点が違います。“I've lost my phone.”(スマホをなくしました。)は今の話で、スマホはまだ見つかっていません。“I'd lost my phone.”(スマホをなくしていたんだ。)は話の中の過去の時点を見ていて、今どうなっているかは言っていません。

had は必要なときだけ

できごとを起きた順に話すなら、単純過去形だけで十分です。“We arrived, had lunch and went home.”(私たちは着いて、昼ご飯を食べて、家に帰りました。)この had は have の過去形で、動詞ごとに話が先へ進みます。before があれば順序は分かるので、“I read the report before I went home.”(家に帰る前に、報告書を読みました。)は had がなくても正しい文です。before の文では had を使わなくてもよく、使うと、その時にはもう済んでいたことが強調されます。会話の “I'd missed the bus, so I took the train.”(バスに乗り遅れて、電車で行ったんだ。)は、Why were you late?(どうして遅れたの?)への答えです。話はもう遅刻の時点にあるので、had で前のことにさかのぼり、took で単純過去形に戻ります。

最後の文は、聞いて分かれば十分です。“I had been waiting for an hour when the bus arrived.”(バスが来たとき、もう1時間待っていました。)had been + -ing は、どのくらい続いていたかを言う形で、今は使えなくてかまいません。

やってみましょう

文を一つずつ聞いて、くり返しましょう。“I was late because I'd missed the bus.”(バスに乗り遅れたので、遅刻しました。)で遅刻のわけを話し、bus を train(電車)に変えます。次に “By the time I arrived, the shop had closed.”(着いたときには、店はもう閉まっていました。)を使い、shop を market(スーパー)に変えます。そのあと、電車が出るのを見たなら “When I arrived, the train left.”、着いたときにもう出ていたなら “When I arrived, the train had left.” を選びましょう。最後に “I'd read the report before she called.”(彼女から電話が来る前に、報告書を読んでいました。)と言い、read を done に変えて、「報告書を仕上げていました」という文にします。

まとめ:先に起きていたこと

話がすでに過去のとき、had + 過去分詞はそれより前のできごとにさかのぼります。ほかの部分は単純過去形のままです。by the time と before はあとのできごとの前に置き、because で前の原因を言うこともできます。できごとが起きた順に並んでいるときや、before で順序が分かるときは、had は必要ありません。

先のこと:had + 過去分詞つなぐ言葉あとのこと:単純過去形
The shop had closedby the timeI arrived.
The train had leftwhenI arrived.
She had gone homebeforeI arrived.
I'd missed the bussoI took the train.
We'd lost the ticketssowe didn't see the film.

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