英語で確かさの度合いを言い分ける:must と might

レベル B1

英語で確かさの度合いを言い分ける:must と might

このレッスンでは、同僚二人が職場で人を探し、見えたものから考えて話します。中心になるのは、英語では動詞の前の言葉で「どのくらい確かか」を示し、because で「何からそう思うか」を言うということです。must は「手がかりから見て、そうに違いない」、can't は「手がかりから見て、そのはずがない」という意味です。might、may、could は「そうかもしれないし、違うかもしれない」と、答えを決めずに言います。

もう知っていること

これらの言葉は、別の働きでもう使っています。can't は「できない」という意味です。“I can't help you.”(お手伝いできません。)must は決まりを言います。“All visitors must show a library card.”(来館者は全員、図書館カードを見せなければなりません。)could はていねいに頼むときに使います。“Could you help me, please?”(手伝っていただけますか。)仮の話では、could は「もし〜ならできる」という意味になります。“If I had a car, I could go to the office.”(車があれば、オフィスに行けるのに。)because は理由を言います。“Because I'm tired.”(疲れているからです。)

このレッスンでは、同じ言葉で「どのくらい確かか」を言います。

確かさを示す五つの言葉

ここでの must は「しなければならない」ではなく、考えて出した結論です。can't は「できない」ではなく、「そのはずがない」という結論です。might、may、could は「かもしれない」という可能性を示します。

日本語では「かもしれない」や「に違いない」は文の最後に来ますが、英語の五つの言葉は動詞の前に置きます。後ろの動詞はもとの形のままで、主語が変わっても形は変わりません。she must be が正しく、she musts be とは言いません。

ベンを探す

同僚二人が、会議の前にベンを探しています。会話全体を聞いて、二人が周りを見て、見えたものを言い、そこから考えているところに注目しましょう。bag はかばん、desk は机、at lunch は昼ご飯に出ていること、laptop はノートパソコン、meeting room は会議室、empty は空っぽという意味です。最後の文で初めてベンが見えます。だからこの文は事実で、he's を使い、must も might も使いません。

同じ場面、四つの確かさ

四つの文で変わるのは、話す人が知っていることだけです。“He's at home.”(彼は家にいる。)は事実で、話す人は知っています。“He must be at home.”(家にいるに違いない。)は結論で、見てはいませんが、手がかりが「いる」と示しています。“He might be at home.”(いるかもしれない。)は、どちらか分からないということです。“He can't be at home.”(いるはずがない。)は反対の結論です。

must と can't は強い言い方ですが、結論であって事実ではありません。話す人がまちがっていることもあります。知っているときは is を使いましょう。

きっとそうだ:must

must の後ろの動詞はもとの形です。be を使うと、場所(“They must be at lunch…”)、様子(“She must be tired…”)、今していること(-ing を使って “She must be working…”)についての結論を言えます。ほかの動詞なら、もとの形をそのまま続けます(“She must live here…”)。

日本語の「に違いない」と同じように強い結論ですが、英語では because などで手がかりをいっしょに言うことがよくあります。all night は「一晩中」という意味です。

He / She / They must be here / must be tired / must be working / must live here

そのはずがない:can't

can't + be は、手がかりから見て「そのはずがない」という意味です。“He can't be at lunch…” は「昼ご飯に出ているはずがない」です。blue は「青い」です。

ここでは must be の反対は can't be です。mustn't は、もう習った「してはいけない」という禁止です。“You mustn't take this book home.”(この本を持ち帰ってはいけません。)は結論ではありません。アメリカ英語では must not be を結論の意味で聞くこともありますが、このレッスンでは can't be を使いましょう。

He / She / They can't be at lunch / at the bank / working

どちらか分からない三つの言葉:might など

ここでの might、may、could は、どれもほぼ同じ意味で、「そうかもしれないが、分からない」ということです。may は少し改まった感じで、might は会話でとてもよく使います。どれも、確率を数字で示す言葉ではありません。これからのことにも使えます。“It may rain this afternoon.”(午後は雨が降るかもしれない。)

can との違いに注意しましょう。今のことを「かもしれない」と言うときは、can は使えません。この意味で He can be at home とは言わず、“He might be at home.” と言います。can + be は「ときどきそうなる」という一般的な話で使います。

He / She might / may / could be at lunch / be working / have a meeting

そうではないかもしれない:might not

「〜ではないかもしれない」と言うときは、might や may の後ろに not を置きます。“He might not be at home.”(家にいないかもしれない。)は、まだどちらか分からないという意味です。“He can't be at home.”(家にいるはずがない。)は、はっきり否定する結論です。

could は同じように使えません。couldn't be の意味は「かもしれない」の否定ではなく、can't be に近くなります。“She may not come tomorrow.” は「来ないかもしれない」で、can't だと「来られない」になります。

He / She might not / may not be at home / come tomorrow

because が示す手がかり

because はもう、事実の理由を言うときに使っています。“He's at home because he's tired.”(疲れているから、家にいる。)では、疲れていることが家にいる理由です。must、can't、might、may、could といっしょに使うと、because は「なぜそう思うか」を言うことがよくあります。“He must be at home because his car is here.”(車がここにあるから、家にいるに違いない。)では、車は家にいる理由ではなく、手がかりです。両方を兼ねることもあります。She must be tired because she worked all night では、一晩中働いたことは疲れの理由であり、そう思う手がかりでもあります。

日本語では「から」の部分が先に来ることが多いですが、このレッスンの英語の文では結論を先に言い、because を後ろに続けます。

手がかりは、今見えていることや分かっていることです。かばん、閉まったドア、時間などです。手がかりから確信できるなら must や can't、まだ迷いが残るなら might、may、could が合います。目を閉じている(eyes are closed)人は休んでいるだけかもしれないので、この文には might が合います。

He must be at home / He can't be far because his car is here / his keys are here

同じ言葉の別の働き

これらの言葉には二つ以上の働きがあり、意味は同じではありません。must には、決まりを言う働き(“All visitors must show a library card.”)と、結論を言う働きがあります。can't には、「できない」(“I can't help you.”)と、「そのはずがない」の二つの意味があります。could は、依頼(“Could you help me, please?”)にも可能性にも使います。may は、許可を求める(“May I leave early today?”「今日は早く帰ってもいいですか」)ときにも、可能性を示すときにも使います。どの働きかは場面で決まります。You must be on time は決まり(時間どおりに来なければなりません)で、You must be tired は結論(疲れているに違いない)です。

聞いて分かれば十分:過去についての結論

この二文は聞いて分かれば十分です。have と過去分詞を続けると、過去のことについての結論になります。“She must have left already.”(彼女はもう出たに違いない。)“She can't have gone home; her car keys are still here.”(車の鍵がまだここにあるのだから、帰ったはずがない。)

やってみましょう:手がかりで選ぶ

それぞれの場面で言葉を選び、答えを聞く前に because で手がかりを言ってみましょう。一つ目は、お店の中にお客さん(customers)が見える場面です。二つ目は、日曜日(Sunday)で、お店が開いているか分からない場面です。三つ目は、友だちの鍵がここにあって、遠く(far)へは行っていないと思う場面です。四つ目は、今日まだ同僚の姿を見ていなくて、その人の車もここにない場面です。答えは場面の順に並んでいます。一つ目と二つ目を比べると、手がかりからどのくらい確信できるかで言葉が変わることが分かります。二つ目の場面では、may や could も使えます。

確かな「はい」から確かな「いいえ」へ

言葉例
isHe's at home.
mustHe must be at home.
might / may / couldHe might be at home.
might not / may notHe might not be at home.
can'tHe can't be at home.
isn'tHe isn't at home.
becauseHe must be at home because his car is here.

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