ブラジルポルトガル語の「se」の使い方

レベル B2

ブラジルポルトガル語の「se」の使い方

ブラジルポルトガル語の「se」は、動詞の意味や文の組み立てによって働きが変わります。動作が自分に向かう再帰、互いに行う相互のほか、受け身や、動作をする人を特定しない表現にも使います。「arrepender-se(後悔する)」「queixar-se(不満を言う)」では代名詞が動詞の一部として働き、後悔や不満の対象は前置詞「de」で続けます。日本語の「自分」「お互い」「〜される」のどれか一つに置き換えず、主語や前置詞、動詞の形も確認しましょう。

再帰:主語自身に向かう動作

sujeito se verbo de ação sobre si.

相互:複数の人が互いに行う動作

participantes se verbo no plural um ao outro.

代名詞と一緒に覚える動詞:後悔する・不満を言う

代名動詞の使い方:後悔や不満の対象を続ける

sujeito no singular se arrepende de motivo do arrependimento / sujeito no singular se queixa de motivo da queixa.

受け身と不特定の主語を表す文法用語

受け身:動詞を動作の対象に合わせる

verbo transitivo concordando com o sujeito-se sujeito que recebe a ação.

不特定の主語:動作をする人を示さない

verbo na terceira pessoa do singular-se complemento com preposição ou circunstância.

標準的な一致と会話で使う表現

標準的な「se」を使う受け身では、動作を受ける主語の数に動詞を合わせるため、複数の家なら「Vendem-se casas aqui.」、一軒なら「Vende-se uma casa por semana por esta imobiliária.」となり、どちらも掲示や案内などの改まった書き言葉でよく使われます。

改まった書き言葉で使う「Precisa-se de ajuda no escritório.」「Precisa-se de profissionais experientes para este projeto.」は動作をする人を特定しない構文で、「de」に続く部分は主語ではないため人が複数でも動詞は三人称単数のままになり、同じ種類の「Trabalha-se muito nesta empresa.」も文脈によっては改まった、非個人的な響きになります。

会話や身近な掲示では、複数の家でも単数形を使う「vende-se casas」も見かけますが、標準的な作文では複数形にします。

別の受け身表現「Por aqui, casas são vendidas sem corretor.」は書き言葉にも使える受け身で、「são」は主語「casas」の複数に、過去分詞「vendidas」はその女性・複数に一致し、この「ser」を使う受け身そのものがくだけた表現というわけではありません。

くだけた「A gente precisa de ajuda no escritório.」は「私たちは助けが必要だ」と話し手側を主語にし、「a gente」の意味は複数でも動詞は単数形にします。

同じく会話向きの「Eles vendem casas por aqui.」は売る人を主語にする表現で、「eles」が特定の人々を指すかどうかは文脈で決まるため、元の受け身といつでも同じ意味になるわけではありません。

代名詞の有無と動詞の意味の変化

日本語では文脈から分かる語を省きますが、「se」は同じ感覚で自由に省けるものではありません。

「Ele se lembrou do compromisso bem a tempo.」では本人が約束を思い出しており、思い出した内容を前置詞「de」で続けています。

「Ele lembrou a irmã do compromisso.」では姉または妹に約束を思い出させており、働きかける相手を前置詞なしで、思い出させる内容を「de」で続けています。「irmã」自体は姉か妹かを区別しません。

ただし、「lembrar」は代名詞なしでも「覚えている・思い出す」の意味で使えるので、代名詞がないだけで必ず「思い出させる」になるとは判断できません。

「Ela esqueceu o endereço assim que saiu.」のように「esquecer」は忘れたものを前置詞なしで続けられ、同じ意味の「esquecer-se de」を使う場合は代名詞と前置詞を組にします。

「arrepender-se」「queixar-se」の代名詞は文字どおりの「自分を」を表すわけではなく、ここで学ぶ標準的な使い方では動詞の一部として覚え、落とさずに使います。

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