ポルトガル語の「できる」「しなければならない」「必要だ」

レベル A1

ポルトガル語の「できる」「しなければならない」「必要だ」

「できる」「しなければならない」「必要だ」をブラジルのポルトガル語で言う方法を学びます。日本語の「できる」一つに対して、ポルトガル語には poder・saber・conseguir の三つがあり、場面によって使い分けます。また、知らない人や目上の人には você ではなく o senhor・a senhora を使う、ていねいな話し方も見ていきます。

「できる」「しなければならない」「必要だ」を表す動詞

現在形の一覧(主語ごとの活用)

主語poder(できる・してもいい)saber(〜の仕方を知っている)conseguir(うまく〜できる)ter que(しなければならない)precisar(必要だ)
eupossoseiconsigotenho quepreciso
você / o senhor / a senhorapodesabeconseguetem queprecisa
ele / ela / a gentepodesabeconseguetem queprecisa
nóspodemossabemosconseguimostemos queprecisamos
vocêspodemsabemconseguemtêm queprecisam
eles / elaspodemsabemconseguemtêm queprecisam

習って身につけた「できる」は saber+動詞(泳げる・話せる・運転できる)

泳ぐ、運転する、外国語を話すなど、習って身につけた力を言うときは、poder ではなく saber(〜の仕方を知っている)を使います:Eu sei nadar. うしろの動詞は辞書の形(不定詞)のままで、主語によって変わるのは saber だけです:Ela sabe falar três línguas. 疑問文は語順を変えず、文の終わりを上げて言うだけで、日本語の「か」に当たる言葉はありません:Você sabe dirigir?

Eu sei nadar.

「〜できない」の二つの言い方(都合や規則で無理なときと、うまくいかないとき)

否定は動詞の前に não を置きます。都合が悪くて「行けない」、規則で「してはいけない」というときは poder を使います:Amanhã eu não posso ir. 知らない人に「ここには駐車できません」と注意するときは、você ではなく o senhor(男性)・a senhora(女性)を使ってていねいに言います:O senhor não pode estacionar aqui.

一方、がんばっても「うまくいかない」ときは conseguir を使います:Não consigo achar minhas chaves.(鍵が見つからない)「見つけられない」を não posso で言うのは不自然です。

Eu não posso ir amanhã.

Posso…? / Pode…?:「〜してもいいですか」「〜してもらえますか」

Posso…? は「〜してもいいですか」と許可を求める言い方です:Posso pagar no cartão? Pode…? や Você pode…? は「〜してもらえますか」と頼む言い方で、por favor をつけるとていねいになります:Pode falar mais devagar, por favor? 日本語で「私は」「あなたは」をよく省くのと同じように、ポルトガル語でも、わかるときは eu や você をよく省きます。主語を言わない Pode…? は店員や知らない人にも使える言い方で、友だちには Você pode me ajudar? のように você を入れて言うことも多いです。

Posso pagar no cartão?

ter que+動詞:「〜しなければならない」

仕事や時間の都合などで、どうしてもしなければならないことは、ter que のあとに動詞の辞書の形を置いて言います:Amanhã eu tenho que trabalhar. 主語によって形が変わるのは ter の部分だけで、うしろの動詞はそのままです:Ela tem que acordar cedo. 会話では「私たち」と言うとき、nós のかわりに a gente をよく使います。このときの動詞は、「彼」「彼女」が主語のときと同じ形になります:A gente tem que sair às oito.

Eu tenho que trabalhar.

「〜が必要だ」と「〜する必要がある」(precisar のあとに de を入れるかどうか)

物や人が必要なときは precisar のあとに de を入れます:Preciso de um táxi. 何かをする必要があるときは de を入れず、動詞をそのまま続けます:Eu preciso dormir. 店員などが知らない女性に声をかけるときは、a senhora を使います:A senhora precisa de ajuda?

Eu preciso de um táxi.

não precisa(しなくてもいい)と não pode(してはいけない)はちがう

não precisa+動詞は「〜しなくてもいい」「〜する必要はない」という意味で、禁止ではありません:O senhor não precisa pagar.(お金は払わなくてもいいですよ) 友だちには Não, não precisa trazer nada.(何も持ってこなくていいよ)のように言います。

「〜してはいけない」と言いたいときは não pode を使います:O senhor não pode estacionar aqui. 日本語の「〜しなければならない」をそのまま打ち消して não tem que と言うより、「しなくてもいい」は não precisa で言うのが自然です。

会話:友だちを晩ご飯に誘う(você を使うくだけた話し方)

友だちどうしなので、最初から最後まで você(または主語なし)で話しています。E no sábado? は「じゃあ、土曜日は?」と別の日を提案する言い方です。Sábado dá certo. は「土曜日なら大丈夫」という意味の、よく使う言い方です。Beleza! は「いいね!」「了解!」に当たる、くだけたあいづちです。

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