ポルトガル語で変わった予定と助言を伝える
学校に通いながら働いている人の家に、同級生が来ています。昨日は仕事の予定が変わり、今日は同級生が助言をします。過去のつもり、実際の結果、想像上の選択を分けて伝えましょう。
予定と選択に使う言葉
trabalhar は「働く」、fazer は「課題などをする」、ficar はここでは「ほかへ行かずにその場所にいる」で、客として泊まる意味ではありません。a febre は「熱」、casa は「家」、em casa は「家で」、a lição de casa は「宿題」で、家以外でする場合にも使います。ontem は「昨日」、hoje は「今日」、ainda は「まだ」、aqui は「ここ」で、この会話では A の家を指します。eu は「私」で、誰のことか分かれば fiquei の前のように主語を省けます。会話の前に、単語の音声を聞きましょう。
このカードの ir は目的地へ移動する意味ではなく、ia trabalhar のように過去のつもりを示す補助的な動詞で、会話に出る estava と estou は状態を示す estar の形です。
背景と結果と想像上の選択
trabalhava は「当時は働いていた」という習慣や進行中の行動、estava trabalhando は「その時、仕事をしているところだった」、trabalhei はひとまとまりの出来事としての「働いた」です。背景や途中の様子と、全体として示す出来事を区別するので、単なる長さの違いではありません。Eu ficaria aqui は「私だったらここにいる」で、ficaria は ficar の条件法の形、ポルトガル語で伝統的に futuro do pretérito と呼ばれる形です。fazer の faria は「私だったらする」で、ここでは se(もし)で始める条件文全体を作らなくても助言できます。
Eu ficaria aqui.
昨日の予定から今日の助言へ
順に聞くと、A は昨日のことを話し、今日も続く状態を伝え、B は自分の過去ではなく今日の選択を提案しています。ia trabalhar は「働くつもりだった」、mas は「けれど」、fiquei em casa は「家にいた」です。estava com febre は「熱があった」、por isso は「だから」、não fui trabalhar は「仕事に行かなかった」で、não は fui(ir の「私は行った」)の前で否定します。estou com febre は「今、熱がある」なので、ainda は昨日からまだ続いていることを示します。a lição de casa の a は女性単数の定冠詞で、No seu lugar は「あなたの立場だったら」、eu faria a lição de casa aqui は「私だったらここで宿題をする」です。
- A
Ontem eu ia trabalhar, mas fiquei em casa.
- A
Eu estava com febre, por isso não fui trabalhar.
- A
Hoje eu ainda estou com febre.
- B
No seu lugar, eu ficaria aqui.
- B
Eu faria a lição de casa aqui.
過去の時点から見た予定
Ontem eu ia trabalhar の ia は ir の未完了過去形を補助的に使ったもので、不定詞 trabalhar が続き、その過去の時点で働く予定や見込みがあったことを示し、仕事の進行中を述べる形ではありません。ia fazer a lição de casa は「宿題をするつもりだった」、faria a lição de casa はここでは助言として「私だったら宿題をする」です。この話では mas fiquei em casa と não fui trabalhar が、仕事の予定は実行されなかったと教えてくれます。ia と不定詞だけで必ず中止を意味するわけではなく、結果は後の文脈で確かめます。ia trabalhar を estava trabalhando に変えると、仕事をしている途中だったという別の話になります。
Eu ia trabalhar / fazer a lição de casa, mas …
Ontem eu ia trabalhar, mas fiquei em casa.
相手の立場で考えて助言する
No seu lugar, eu ficaria aqui は「私があなたの立場だったら、ここにいる」で、no は em と o の結合、seu は相手に関係するものを表し、lugar はここでは相手の「立場」です。想像上の視点を示す表現に ficaria が続いて今日の助言となり、すでにここにいたという報告ではありません。Eu faria a lição de casa aqui はその助言に行動を加え、faria は fazer の不規則な条件法の形です。実際の結果の fiquei と提案の ficaria、過去のつもりの ia fazer と提案の faria を比べましょう。このレッスンで自分が助言するときは ficaria と faria を使います。
No seu lugar, eu ficaria aqui / faria a lição de casa aqui.
No seu lugar, eu ficaria aqui.
Eu faria a lição de casa aqui.
会話で聞く仮定の言い方
ブラジルの日常会話では、No seu lugar, eu ia ficar aqui が、先ほどの「私があなたの立場だったら、ここにいる」と同じ助言の意味で聞かれることもあります。この場面では no seu lugar と今の選択が手掛かりになり、ia ficar を中止した過去の予定ではなく想像上の選択として理解できます。だからといって ia と faria をどんな文でも置き換えられるわけではなく、昨日の語りと今日の助言では読み方が変わります。ここでは聞いて分かればよく、この会話的な形を自分で作る必要はありません。
- くだけた
No seu lugar, eu ia ficar aqui.
事実を伝えてから助言する
会話を聞いていなかった同級生に、A が昨日何をするつもりで、実際にはどうなり、その理由は何で、今日も何が続いているのかを日本語で伝えましょう。B の助言は事実と分け、A が宿題をしたとは会話で言っていない点にも注意します。次に A として、説明済みの言葉と ontem、mas、por isso、hoje を使い、ポルトガル語で二、三文につなげて話しましょう。その後は B となり、No seu lugar, eu ficaria… と Eu faria… に aqui と a lição de casa を使って、二つの提案をつなげます。下の例を見る前に試し、昨日実行されなかった仕事の予定と今日の提案を分けられたか確かめましょう。
Ontem eu ia trabalhar, mas fiquei em casa.
No seu lugar, eu ficaria aqui.
形だけでなく場面から意味を決める
Ontem eu ia trabalhar は過去のつもり、fiquei em casa は実際の結果です。No seu lugar, eu ficaria aqui と Eu faria a lição de casa aqui は今日の想像上の選択を提案しています。会話的な ia ficar も示した文脈では助言になるため、形だけで意味は決まりません。もう一度聞いて、過去の予定、結果、勧める選択を含めて話を伝えましょう。
Ontem eu ia trabalhar, mas fiquei em casa.
Eu faria a lição de casa aqui.