ポルトガル語で過去の別の選択を考える
旅行が短くなった理由を説明し、別の選択をしていた場合を考えます。実際に起きたことと実現しなかったことを分けてから、勉強の場面にも応用しましょう。
基本の形を思い出す
fazer は「活動をする」、fiz は「私はした」、fazer a viagem は「旅行をする」です。ir は「行く」、fui は「私は行った」、ficar はここでは「その場所にいる・とどまる」、fiquei は「私はいた」です。precisar は「必要とする」、trabalhar は「仕事をする」で、precisava trabalhar は背景となる「仕事をする必要があった」を表します。eu は「私」で、誰の話か明らかなときは省略できます。
ficaria は「私ならとどまる」、se eu tivesse tempo は「もし時間があれば」で、今やこれからの別の状況を想像します。tenho trabalhado は「このところ仕事をしている」で、助動詞 ter と分詞 trabalhado を組み合わせ、今まで続く活動や繰り返しを表します。今回は視点を変え、過去に実現しなかったことを考えます。
実際の旅行を読む
音声のある本文を、一人の短い報告として読んでください。七月に旅行をして短い間しかいられず、七月は仕事をする必要がありましたが、六月は必要がありませんでした。a viagem は「その旅行」、em はここでは「~月に」、julho は「七月」、junho は「六月」です。e は「そして」、pouco tempo は「短い時間」、não は否定です。最後の em junho, não は precisava trabalhar を繰り返さずに否定し、七月の旅行を否定しているわけではありません。
Fiz a viagem em julho e fiquei pouco tempo. Em julho, precisava trabalhar; em junho, não.
過去の選択と結果を変える
Se eu tivesse feito a viagem em junho は「もし六月に旅行をしていたら」です。tivesse は ter の形で、ここでは助動詞になり、feito は知っている動詞 fazer の不規則な分詞です。Se eu tivesse ido em junho は「もし六月に行っていたら」で、ido は ir の分詞です。どちらも実際の七月の旅行を六月の旅行に置き換えて考えており、六月に行った事実を報告する文ではありません。
teria ficado mais tempo は「もっと長くいられただろう」で、teria は ter の条件を表す形、ficado は ficar の分詞、mais tempo は「より長い時間」です。まず六月に行くこと、次にその結果として長くいること、という過去の二つの出来事を結び付けます。日本語の「~していたら」だけを一語ずつ置き換えず、条件は tivesse ido、結果は teria ficado と組み立てましょう。ter と組み合わせるこれらの分詞は、話し手の性別によって変わりません。
Se eu tivesse feito / ido …, teria ficado …
Se eu tivesse feito a viagem em junho, teria ficado mais tempo.
Se eu tivesse ido em junho, teria ficado mais tempo.
条件を繰り返さず結果を述べる
Eu teria ficado mais tempo は、実現しなかった、もっと長い滞在を振り返る表現です。mas は「でも」で、仕事の制約を続けます。条件が文脈から分かるときは、se の節を毎回言わなくてもかまいません。想像上の選択としての ficaria「私ならとどまる」と、今回の過去の別の選択としての teria ficado「とどまっていただろう」を比べ、時点は文全体から判断してください。
Eu teria ficado mais tempo, mas precisava trabalhar.
友人に選択を説明する
例文を写さずに、実際の出来事、仕事の制約、六月に行っていれば滞在がどう変わったかを、つながりのある三文で友人に説明してください。七月の事実を保ち、仮定には se eu tivesse feito a viagem または se eu tivesse ido、結果には teria ficado mais tempo を使います。六月の旅行を事実として述べていないか、長い滞在が旅行時期の変更の結果になっているか確かめましょう。上の音声付きの報告と二つの仮定を参考にし、具体的な日数は付け足さないでください。
別の場面に移す
今度は宿題をするために外出した場面です。最初の文が事実を示します。à biblioteca は「図書館へ」で a と定冠詞 a の結合、a lição de casa は「宿題」、lá は「そこ」です。em casa は「家に」、antes は「前もって」で、ここでは家を出る前を指します。
出かける前に宿題をしていれば図書館へ行く理由がなくなった、と想像してください。二番目の文を聞く前に、se eu tivesse feito で過去の仮定を、teria ficado em casa で結果を言ってみましょう。その後、実際の図書館への外出と別の選択を二文で伝え、先に宿題をすることが外出の判断を変える理由も説明します。最後に、知っている場所や活動に変え、過去の二つの出来事に納得できるつながりを作ってください。
Fui à biblioteca e fiz a lição de casa lá.
Se eu tivesse feito a lição de casa antes, teria ficado em casa.
形と意味の両方を確かめる
今回の課題では、se tivesse feito または ido が実現しなかった過去の選択を、teria ficado がその仮想の結果を表し、結果も過去のことです。feito と ido は fazer と ir の形で、すべての活用を覚える必要はありません。誰が何を実際にしたのか、最初の行動を変えると後の結果がどう変わるのかを確かめましょう。形が正しいだけでは、筋の通った説明になるとは限りません。
Se eu tivesse ido em junho, teria ficado mais tempo.