ポルトガル語で前の出来事と結果を語る

レベル B2

ポルトガル語で前の出来事と結果を語る

出来事の理由を説明しながら、聞き手が話の流れを追えるようにしましょう。過去の場面を示し、それより前の出来事にいったん戻ってから、本題を続けます。自分で話すときの複合形と、文学作品で見かける二つの形を区別します。

必要な形を思い出す

fazer は「作る」、feito はその分詞で、fazer o relatório はここでは「報告書を作る」です。ir は「行く」、ido はその分詞で、ido ao hospital は「病院に行った」という意味です。tinha は ter の過去の形で、ここでは分詞の前に置く助動詞として働き、tinha feito と tinha ido は「その過去の時点より前に作っていた・行っていた」を表します。

この例では eu(私)にも a Ana(アナ)にも tinha を使い、この構文の分詞は feito、ido のままです。cheguei は「私は着いた」、começou は「始まった」、pedi は「私は頼んだ」です。こうした単純な過去の形は本筋の出来事を進め、tinha と分詞の組合せはそれより前の出来事を示します。

会議の話で時間をさかのぼる

語り手とアナにはそれぞれ作る報告書があり、reunião は「会議」、relatório は「報告書」、o meu relatório は「私の報告書」です。às nove は「九時に」、na noite anterior は「会議の前の晩に」、com meu pai は「父と一緒に」です。mais tempo は「もっと時間」、para fazer は「作るために」と目的を表します。

全体を読んだり聞いたりすると、会議が始まり、語り手が着いた時点でアナの報告書はできていましたが、語り手のものはまだでした。病院の話は前の晩にさかのぼり、報告書が未完成だった事情を説明します。最後は会議に戻り、その結果として時間の追加を頼んだことを語りますが、頼みが受け入れられたか、その後完成したかは述べていません。

過去の基準より前の出来事

Eu já tinha feito o relatório quando a reunião começou は「会議が始まったとき、私はすでに報告書を作っていた」です。já はその時点ですでに完了していたことを強調し、quando は二つの出来事をつなぎ、tinha と分詞が前後関係を示します。下の二例は仕組みを示す別々の例で、本文の未完成の報告書を書き換えるものではありません。

Eu já tinha ido ao hospital quando a reunião começou では、病院への訪問が会議より先ですが、そのときまだ病院にいたかは、この文だけではわかりません。日本語の「〜ていた」は進行や状態にも使いますが、ここで大切なのは「過去の基準より前」です。これは反実仮想の表現ではなく、feito は不規則な分詞、ido は ir の規則的な分詞で、ここでは二つの形をそのまま使います。

já tinha feito / ido … quando …

その時点ではまだ終わっていない

Eu ainda não tinha feito o meu relatório は「私はまだ自分の報告書を作っていなかった」です。ainda não を tinha の前に置き、期待される完成が過去の基準時点までには起きていなかったことを示します。ここでの基準は会議に着いた時点です。「一度も完成しなかった」とは言わず、後の完成はあり得ますが、本文では確認できません。

現在も未完成だという意味に変えず、過去の基準を保ちましょう。打消しを表すのは não で、tinha 自体が否定の意味を持つわけではありません。

話す順と起きた順を分ける

表は本文の文の順ではなく、出来事の順です。noite anterior は「前の晩」、reunião / chegada は「会議・到着」、pedido は「頼み」です。語り手は未完成の報告書に触れた後に病院の話を挿入しますが、訪問自体はそれより前でした。表には音声がないので、音を確認するときは本文の例に戻ってください。

基準となる時点本文にある内容
noite anteriortinha ido ao hospital
reunião / chegadaainda não tinha feito o meu relatório
pedido na reuniãopedi mais tempo

説明の後で本題に戻る

Mas, voltando ao assunto は「さて、話を元に戻すと」にあたります。mas は「でも」、assunto は「話題」、voltando は「話題に戻る」という voltar ao assunto の -ndo 形です。ここでは病院の事情説明から会議の本筋に戻り、物理的に場所へ戻る意味ではありません。Pedi mais tempo para fazer o relatório は「報告書を作るためにもっと時間がほしいと頼んだ」で、事情を受けた結果です。

この目印で本題への復帰を示し、pedi で過去の本筋を先へ進めます。聞き手が本筋を見失いそうな補足の後に便利ですが、説明のたびに必要なわけではありません。

文学的な二つの形を読み取る

下の文は文学的な文体で作った例で、読み取れれば十分です。ここでは fizera は tinha feito、fora は tinha ido を意味します。最初の例は会議開始前に報告書を作ったこと、次の例は前の晩に病院へ行ったことです。この文脈の fora は ir の形ですが、別の文脈では ser の同じ形もあります。

この課の自分の語りでは tinha feito と tinha ido を使います。fizera、fora の活用表を覚えたり、これらへの言換え練習をしたりする必要はなく、過去よりさらに前を示すとわかれば十分です。

本文から事情を組み立て直す

下の例を見る前に、同僚に三点をポルトガル語で伝えましょう。会議開始前にはすでに病院に行っていたこと、到着時に自分の報告書はまだできていなかったこと、そして会議の話に戻って時間の追加を頼んだことです。já tinha ido… quando…、ainda não tinha feito、Mas, voltando ao assunto… を使ってください。

下の三つの言い方で確認し、短い語りとしてつなげます。病院訪問は会議より前、頼みは会議の場面に置き、報告書が完成していたという話に変えないでください。前の事情を示すと、なぜその頼みをしたか聞き手にわかりやすくなることも説明しましょう。

別の場面で試す:晩ご飯

mercado は「食料品などを買う店」、jantar は「晩ご飯」、fazer o jantar は「晩ご飯を作る」、chegou は「着いた」です。アナが着いた時点で、あなたはすでに買物に行っていましたが、まだ晩ご飯は作っていませんでした。先の買物と未完成の晩ご飯を説明し、それから本題の食事の話に戻って、習った語句で調理の時間をもう少しほしいと頼みましょう。

下の例を読んだり聞いたりする前に、つながりのある三文を考えます。その後、アナの名前や到着時刻を変えてもう一度言いましょう。何が先で、到着時に何がまだ終わっておらず、その結果どんな頼みをしたか相手に伝わるか確かめてください。

本筋と前の事情をつなぐ

過去の基準を置き、完了した前の出来事は já tinha feito や já tinha ido、その時点でまだ終わっていないことは ainda não tinha feito で示します。前の事情を説明した後は Mas, voltando ao assunto で本題に戻り、pedi のような形で語りを進めます。文学的な例の fizera、fora は認識にとどめ、自分ではここで tinha と分詞を使いましょう。形だけでなく、時系列と結果のつながりが聞き手に伝わることが大切です。

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