ポルトガル語で根拠のある苦情を書く

レベル B2

ポルトガル語で根拠のある苦情を書く

苦情がうまく伝わるのは、相手が身構えずに動けるときです。ここでは、買ったばかりの冷蔵庫が動かなくなり、マリナがメールと電話で店とやり取りします。最後には、事実を報告し、記録を示し、解決策を提案し、期限をつけて対応を求めることが、脅さずにきっぱりとできるようになります。

もう一度使う四つの表現

これまでに学んだ表現を四つ使います。例文を聞きながら確認しましょう。espero que のあとの動詞は接続法になります。「Espero que seja rápido.」改まった依頼では gostaria de solicitar が「〜をお願いしたいのですが」にあたります。apesar de は名詞の前で「〜にもかかわらず」という譲歩を表します(a demora は遅れ)。embora も譲歩を表し、接続法の動詞の前に置きます。embora seja は「〜ではあるが」という意味です。tinha と過去分詞は、過去のある時点よりも前に起きたことを表します。ここでは客が電話をかけた時点で、注文の品はもう梱包が済んでいました。

モデル:マリナから店へのメール

マリナが買った冷蔵庫は、20日で動かなくなりました。メールを聞いて、順番に注目しましょう。何が起きたか、何を見せられるか、何を提案するか、いつまでに何を求めるか、の順です。

語句:funcionar は「動く」、faltar は「足りない」、a peça は「部品」、o fabricante は「メーカー」、a troca は「交換」、a devolução do valor は「返金」です。em anexo は「添付して」、ここでの com vocês は「御社で」にあたります。Prezada equipe は改まった書き出し、atenciosamente は結びの定型表現で、agradeço は「感謝します」、desde já は「前もって」という意味です。

苦情で使うことば

relatar:評価ではなく事実を伝える

relatar は、起きたことを日付とともに順番に伝えることです。最初の二つの例文を比べましょう。não estar nem aí は「まったく気にかけない」という意味です。一つ目の文は人を責めるので、相手は身を守ろうとします。二つ目の文は起きたことを述べるので、話は問題から離れません。三つ目の例文も同じです(tomar uma providência は「対応をとる」)。

ainda não と単純過去形は、今もまだ済んでいないことを表します(ainda não recebi)。過去のある時点でまだ済んでいなかったことは、ainda não tinha と過去分詞で表します。最後の例文では、電話をかけた時点で部品がまだ届いていなかったことを、ainda não tinha chegado と言っています。

documentar:言ったことを裏づける

documentar は、あとで見せられるように記録を残すことです。「Documentei tudo: a nota fiscal e as fotos estão em anexo.」何を送るのかを具体的に書きましょう。「証拠があります」とだけ言うと、警告のように聞こえることがあります。a nota fiscal は、ブラジルの店が販売時に発行する書類です。o protocolo は、会社が電話や依頼ごとに出す番号で、これを伝えれば最初から説明し直さずに済みます。ter と過去分詞を使うと、記録がそろっていることを表せます。「Tenho tudo documentado, com data e protocolo.」

propor:解決の道を示す

提案のない苦情では、相手は何をすればよいのか分かりません。受け入れられる結果を具体的に言いましょう。「Proponho duas soluções: a troca da geladeira ou a devolução do valor.」選択肢が二つあれば、店は追いつめられずに応じることができます。この動詞は pôr と同じ変化をするので、音で覚えましょう。proponho(提案します)、propôs(提案した、三人称)、propor(不定詞)です。

先に相手の言い分を認めたうえで、自分の立場を保つこともできます。「Embora o problema seja do fabricante, a compra foi feita com vocês.」マリナは原因がメーカーにあるかもしれないと認めながら、店への要求は取り下げていません。

期限をつけて対応を求める

peço que(pedir「頼む」の現在形、一人称)は依頼の始まりで、espero que と同じく接続法を使います。seja と過去分詞を使うと、失敗した人ではなく、してほしいことに焦点が当たります。「Peço que a troca seja feita até sexta-feira.」日本語の「〜していただくようお願いします」よりも直接的に聞こえますが、改まった文章ではふつうの言い方です。過去分詞は名詞の性に合わせます。a troca seja feita、o valor seja devolvido となり、entregue は男性にも女性にも同じ形です。複数なら seja は sejam になります。「Peço que as fotos sejam analisadas até quinta-feira.」(analisar は「確認する」)

até は期限を表し、「〜までに」にあたります。em até sete dias は「7日以内に」です。日付のない依頼は、ただの願いで終わってしまいます。

Peço que o que deve acontecer seja ou sejam + particípio prazo.

丁寧、きっぱり、それとも脅し?

丁寧さときっぱりした態度は対立しません。大切なのは、はっきり求めることと、相手を攻撃しないことです。一つ目の例文は丁寧ですが(dar uma olhada は「ちょっと見る」)、行動も日付も示していません。二つ目の「Entendo a demora, mas preciso de uma data.」は丁寧で、しかもきっぱりしています。

次にとる現実的な手段を伝えるのも、きっぱりした態度です。三つ目の例文の se eu não tiver は「もし〜がなければ」、Procon はブラジルの公的な消費者保護機関です。この文は権利を述べているだけで、四つ目の文のように言えば話し合いの余地も残ります。最後の例文は脅しです(arrepender-se は「後悔する」)。何をされるのかがあいまいで、人に向けられており、話し合いを終わらせてしまいます。

モデル:こじれない電話

店は5日で部品が届くと約束していたので、マリナが電話をかけます。店員の使う a senhora は相手に敬意を示す「あなた」で、動詞は三人称です。a gente は「私たち」です。em falta は「品切れ」、a previsão は「見込み」、o desconto は「割引」、encaminhar は「取り次ぐ」という意味です。店員が押し返すたびに、マリナは entendo、mesmo que seja(「たとえ〜でも」、接続法を使う譲歩)、obrigada のどれかで受け止めてから、必要なことに話を戻します。割引の断り方に注目しましょう。なぜ問題の解決にならないかを述べ、日付をつけて要求を繰り返し、新しい protocolo を尋ねています。

やってみよう:二通目のメール

金曜日が過ぎても、店から返事がありません。音声を聞く前に、マリナの二通目のメールを四文で書いてみましょう。したことを報告し、記録を示し、新しい期限を提案し、対応を求めます。これまでに出てきた relatei、o protocolo、a nota fiscal、proponho、peço que… seja を使います。新しい期限は terça-feira(火曜日)です。

書いたら例文と比べましょう。continuam は「引き続き〜である」という意味です。最後に、次の手段を書き加えるかどうかを決め、それが現実的なもので、脅しになっていないことを確かめましょう。

まとめ

根拠のある苦情は、事実を順番に報告し、記録で裏づけ、解決策を提案し、peço que… seja… até で期限つきの対応を求めます。きっぱりしていられるのは、人ではなく、問題と次の具体的な手段に目を向けているからです。この点で、何も求めない丁寧さとも脅しとも異なります。

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