ポルトガル語の文章で指す相手を明確にする
図書館の報告書についての短い文章を読み、何を指しているかを確かめます。所有者、場所、出来事を先に特定してから、それに合う表現を選ぶことが目標です。文章の意味を読み取り、曖昧な下書きを直し、別の学校の報告に応用します。丁寧な読みで約十二分、音声と自分で書く練習を含めて約二十分を目安にしてください。
まず誰や何を指すか確かめる
Meu/minha は「私の」で、後ろの名詞に合わせて形が変わります。Seu/sua は文脈によって「あなたの」「彼の」「彼女の」になります。Dele は「彼の」、dela は「彼女の」で、名詞の後ろに置きます。ただし、誰のことかわからなければ、これだけでは明確になりません。所有者の名前を繰り返す方法もあります。Que は名詞の後ろに説明をつなぎます。A pessoa que trabalha は「働いている人」です。日本語では説明を名詞の前に置きますが、ポルトガル語ではこの例のように名詞が先に来ます。
メールでは、依頼、理由、期限を確認してから表現を整えます。Gostaria de solicitar は「お願いしたいです」、agradeço は「感謝します」です。今回は新しいメールの定型文を増やさず、このような文章の指示関係を明確にします。
一続きの報告を読む
アナはクララに図書館についての報告書を送りました。その書類は部屋の問題を説明しています。図書館の部屋には修理が必要で、アナはその図書館で働いています。クララが昨日報告書を受け取ったことが、アナの助けになりました。クララが何を決めたか、修理が始まったかは書かれていません。三つの音声付きの文を順番に読み、聞いてください。部屋はどの建物のものですか。アナはどこで働いていますか。何がアナの助けになりましたか。
必要な語の意味を確かめましょう。Enviou は「送った」、relatório は「報告書」、sobre は「について」、biblioteca は「図書館」、documento は「書類」、explica は「説明する」、problemas は「問題」、salas は「部屋」、precisam de は「が必要である」、reparos は「修理」、é は「である」、lugar は「場所」、trabalha は「働く」、recebeu は「受け取った」、ontem は「昨日」、ajudou は「助けになった」です。Ana と Clara は人名です。Clara の前の a は送り先を示し、biblioteca の前の a は女性名詞の冠詞です。O、os、as も冠詞で、名詞の性と数に合わせます。Das は de と as の結合で、ここでは「その部屋の」です。新しい三つのつなぎ方は次に説明します。
Ana enviou a Clara o relatório sobre a biblioteca. O documento explica os problemas das salas.
A biblioteca, cujas salas precisam de reparos, é o lugar em que Ana trabalha.
Clara recebeu o relatório ontem, o que ajudou Ana.
後ろの名詞に形を合わせる
A biblioteca, cujas salas… では「図書館の部屋」という関係をつないでいます。Cujo は、誰かや何かに属するもの、またはその一部を示します。形を決めるのは所有者ではなく、直後の名詞です。Cujo autor は男性単数の「著者」、cuja autora は女性単数の「著者」、cujos autores は男性複数の「著者たち」、cujas salas は女性複数の「部屋」に合わせています。Proposta は女性名詞でも、a proposta, cujos autores… では後ろの autores に合わせます。Cujo と名詞の間に冠詞は入れません。Cujas salas と言い、cujas as salas とは言いません。日本語の「の」は変化しませんが、ポルトガル語では後ろの名詞の性と数を確認します。型の possuidor は「所有者」、nome は「名詞」です。
追加の三文は独立した例で、アナの報告に新しい事実を足すものではありません。Leu は「読んだ」、proposta は「提案書」、autor/autora は「著者」で男性形と女性形、autores はその複数形です。Trabalham は主語が複数の「働く」、na は em と a の結合で「図書館で」です。次の名詞と語尾を見比べてから音声を聞きましょう。所有関係を二つの文に分けてもかまいません。Cujo は特に整えた文章に便利ですが、日常の所有表現をすべて置き換える必要はありません。
possuidor, cujo / cuja / cujos / cujas nome …
Clara leu o relatório, cujo autor trabalha na biblioteca.
Clara leu a proposta, cujos autores trabalham na biblioteca.
Clara leu a proposta, cuja autora trabalha na biblioteca.
場所を指すか出来事を受けるか
O lugar em que Ana trabalha は「アナが働く場所」です。元の関係は Ana trabalha nesse lugar、「アナはその場所で働く」です。Nesse lugar は「その場所で」で、em que の em はこの場所の関係に対応します。どの que にも em を足すわけではありません。O relatório que Clara leu は「クララが読んだ報告書」で、ここに em は必要ありません。
一方、Clara recebeu o relatório ontem, o que ajudou Ana の o que は、「クララが昨日報告書を受け取った」という出来事全体を受けます。Relatório という名詞だけの説明ではありません。日本語では「そのことがアナの助けになった」と考えると関係が見えます。質問の o que?「何?」とも区別してください。二つの出来事のどちらを指すか迷う文章なら、意図する出来事を言い直して明示します。
A biblioteca, cujas salas precisam de reparos, é o lugar em que Ana trabalha.
Clara recebeu o relatório ontem, o que ajudou Ana.
改まった文章の形を認識する
改まった文の o qual は、前に出た男性単数の relatório を指します。部屋の問題を説明するのは報告書です。ほかに a qual、os quais、as quais という形も見かけます。この一致は前の名詞を見ますが、cujo の一致は後ろの名詞を見ます。今回は意味がわかれば十分で、置き換えを作る練習は目標ではありません。すべての que と自由に交換できるわけではなく、本文の出来事全体を受ける o que の代わりでもありません。Que を使った明確な文や、二つの短い文も適切です。
- 丁寧
Clara leu o relatório, o qual explica os problemas das salas.
所有者を名指しして書き直す
最初の文は、意図的に情報が足りない下書きです。Ana enviou a Clara seu relatório だけでは、アナの報告書かクララの報告書か決まりません。Seu 自体が間違いなのではなく、この読み手には所有者が特定できないことが問題です。
書き手に確認すると、報告書の持ち主はアナでした。二番目の音声付きの文を見る前に、所有者と送り先がわかるように書き直してください。一つの答えは O relatório é de Ana. Ana enviou o documento a Clara. です。「報告書はアナのものです。アナはクララにその書類を送りました」という意味です。De Ana は「アナの」です。ここでアナを繰り返すと、ela「彼女」や dela「彼女の」がどちらの女性を指すか迷わずにすみます。もしクララの報告書なら de Clara にします。所有者を勝手に変えないことが大切です。複雑な関係表現を使うのは、明確さが保てる場合にしましょう。
Ana enviou a Clara seu relatório.
O relatório é de Ana. Ana enviou o documento a Clara.
別の報告書に応用する
新しい場面です。クララは自分が働く学校について、自分の報告書を書きました。その学校の部屋には修理が必要です。アナが報告書を受け取ったことが、クララの助けになりました。Escola は「学校」、escreveu は「書いた」です。ほかの語はすでに出ています。二つの音声付きのモデルを聞く前に、この情報で短い一続きの文章を書いてください。学校とその部屋を cujo の形で、仕事と場所を em que で、最後の出来事とその効果を o que でつなぎます。さらに、報告書の持ち主を名前で示す文を加えましょう。モデルは書き出しの一例で、順番や表現は変えてかまいません。
意味を確認します。Cujas は学校からその部屋を指し、em que は働く場所を示し、o que はアナが報告書を受け取った出来事を受けます。それぞれの名前や代名詞が何を指すかわかりますか。追加練習では六十語ほどの文章に広げ、名前を一か所繰り返した理由も説明してください。誰の何、どの場所、どの出来事かが確認できなければ、名詞を繰り返すか文を分けます。与えられた情報にない結果を加えないようにしましょう。
Clara escreveu sobre a escola, cujas salas precisam de reparos.
A escola é o lugar em que Clara trabalha. Ana recebeu o relatório, o que ajudou Clara.