ポルトガル語で相手の一理を認めて意見を述べる

レベル B2

ポルトガル語で相手の一理を認めて意見を述べる

二人で講座を選んでいます。料金が安いことは長所ですが、それだけで選択が決まるとは限りません。短い資料を読み、相手の指摘を認めたうえで、自分の選択と理由を伝えましょう。

理解と賛成を分ける

Entendo は「分かります」、discordo は「意見が違います」、prefiro は「こちらのほうがいいです」、concordo は「同じ意見です」で、どれも話し手の形なので「私」を省けます。Esse ponto は「その点」、escolha は「選択」、mas は「しかし」、quanto à escolha は「選択については」で、à は前置詞 a と女性名詞につく冠詞 a の結合です。「Entendo esse ponto, mas discordo quanto à escolha」は、相手の言い分を理解しながら選択には賛成しない発言です。比較するときの por um lado は「一方で」、por outro は「他方で」で、ここではさらに、認めた長所だけでは選択が決まらない理由を述べます。

まず資料の内容を確かめる

最初のカードは、二つの講座とアナについての架空の資料で、アナの返答ではありません。Curso は「講座」、on-line は「オンラインの」、presencial は「対面の」、sala は「教室」、pequena は「小さい」、internet は「インターネット」、em casa は「家で」、não は否定を表します。É は「〜です」、tem は「持っている・備えている」、uma は女性名詞につく不定冠詞、o は男性名詞につく定冠詞、mais barato は「より安い」です。O presencial では、すでに出た curso を省いて「対面のほう」を指しています。資料を読んだり聞いたりして、オンライン講座の長所、教室の問題、アナ個人の事情を確かめましょう。授業の質についての情報はありません。

意見を保つ三つの表現

Embora は、結論には反するものの認める点を導き、「〜だけれども」に当たります。Apesar de は、障害となる事実を名詞や、ここでは不定詞を使うまとまりで表し、「〜にもかかわらず」という意味です。Mesmo que は「たとえ〜でも」で、その内容を事実と断定せず、あり得る反論として取り上げます。まず表現の音を聞き、次に後ろの形を比べましょう。

事実を認める節の動詞の形

ここで現在のことを述べる embora の後ろには接続法を使い、ser「〜である」の é は seja、ter「持っている」の tem は tenha になります。Espero que seja「〜であることを願います」などで見た形ですが、ここでは願いではなく相手の一理を認めるために使います。「Embora seja mais barato」はオンライン講座の安さを認め、その講座が省略された主語です。「Embora tenha uma sala pequena」は対面講座の教室が小さいことを認め、今度は対面講座が省略された主語です。後ろの prefiro o curso presencial で「対面講座のほうがいい」と立場を保ち、間にコンマを置きます。日本語の「けれども」自体にはこの動詞変化はありませんが、認める事実でもポルトガル語ではここで seja、tenha を使います。

Embora seja / tenha + …, posição

名詞か不定詞で障害を表す

Preço は「料金」、minha は「私の」、caro は「高い」で、de と冠詞 o は do になるため、apesar do preço は「料金にもかかわらず」です。「Apesar de ter uma sala pequena, o curso presencial é a minha escolha」の ter は「持っている」という不定詞で、教室を備えているのは主節にある対面講座です。全体は「教室は小さいが、私の選択は対面講座だ」という意味になります。同じ事実でも embora tenha uma sala pequena と言うと、接続法を含む節になります。Embora tenha と apesar de ter を区別しましょう。この不定詞のまとまりには別の主語を加えておらず、人称による不定詞の語尾変化はここでは必要ありません。

Apesar de nome / infinitivo + …, posição

仮にそうでも選択を変えない

別のオンライン講座を検討し、まだ料金が分からない状況を考えましょう。「Mesmo que seja mais barato, prefiro o curso presencial」は「たとえ安くても、私は対面講座のほうがいい」という意味です。安さは可能性として取り上げるだけで、新しい事実として伝えてはいません。最初の embora の例では資料が安さを裏づけていますが、この例では仮の場合にも選択を変えないと伝えます。ここでも接続法の seja を使います。

認める点と意見が違う点を示す

Quanto ao preço は「料金については」で、ao は a と o の結合、quanto à escolha は「選択については」で、意見が違う範囲を限ります。アナの長い返答を聞く前に、料金の安さを認め、対面講座を選び、資料にある理由を添えてみましょう。Porque は「なぜなら・〜なので」、tenho は「私は持っている」、não tenho internet em casa は「家にインターネットがない」です。モデルは認める情報と個人の結論を分けており、オンライン講座の質が悪いとは言っていません。一続きの説明として読んでから、embora の節を apesar do preço に置き換えてみましょう。

新しい場面で選ぶ

Ônibus は「バス」、táxi は「タクシー」、mais rápido は「より速い」、mais caro は「より高い」、tenho pouco tempo は「時間があまりない」で、porque が選択の理由をつなぎます。まず最初のカードだけを聞き、新しい資料の二つの事実を確認し、自分には時間があまりないという条件を加えます。二番目のカードを見る前に、バスの料金面の長所を認め、選択には意見が違うと伝え、タクシーを選ぶ理由を一続きで述べてみましょう。「Concordo quanto ao preço, mas discordo quanto à escolha」から始められ、二番目のカードはその後に続く答えの一例です。次に、タクシーの料金がまだ分からない場合を想像し、mesmo que を使って、事実と仮定と好みを分けて伝えましょう。

反論を認めても立場を保つ

「Embora seja mais caro」は「料金はより高いけれども」という譲歩で、その後に自分の選択と理由を続けます。認める事実を節で表す場合、名詞や不定詞のまとまりで障害を表す場合、仮の反論を考える場合の三つを区別しましょう。相手の言い分が分かることと、同じ選択をすることは別です。料金には同意しても選択には意見が違う、と範囲を限り、自分の事情に合う理由で立場を支えられるか確かめましょう。

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