フランス語で昔の様子や習慣を話す

レベル A2

フランス語で昔の様子や習慣を話す

以前どこにいたか、何を持っていたか、どこでよく働いていたかを思い出して話しましょう。半過去(imparfait)は、過去の状態や繰り返していた習慣を、その終わりを区切らずに示します。ここでは、すでに知っている三つの動詞を「私・彼・彼女」で使います。全人称の活用表や長い物語はまだ必要ありません。

今の習慣と、終わった出来事

Je travaille à la maison は「家で働きます」で、今の習慣を表します。J’ai travaillé hier は「昨日働きました」で、完了した行動を一つの出来事として述べます。hier は「昨日」です。je me prépare(身支度をします)、je me couche(寝ます)も、現在の習慣に使える表現でした。

移動の出来事では、je suis allé(e) は「行きました」、je suis arrivé(e) は「着きました」です。これらは助動詞と過去分詞を組み合わせます。新しい étais・avais・travaillais は、それぞれ一つの動詞の形です。前に ai や suis を足しません。

昔を思い出すための言葉

être は「〜である・いる」、avoir は「持っている」、travailler は「働く」です。la maison は「家」、à la maison は「家に・家で」。une voiture は「車を一台持っている」などで使う「一台の車」で、voiture は女性名詞なので冠詞は une になります。à Paris は「パリに・パリで」です。

avant は、ここでは単独で「前は・以前は」と、今と比べた過去の時期を示します。souvent は「よく・しばしば」で、「毎回」ではありません。こうした言葉は文脈の手がかりですが、これだけで時制が自動的に決まるわけではありません。

私はいた・持っていた・働いていた

三つの例を聞きましょう。Avant, j’étais à la maison は「前は家にいました」と、以前の状態を描きます。Avant, j’avais une voiture は「前は車を持っていました」と、その時期の所有を表します。Je travaillais souvent à la maison は「よく家で働いていました」と、過去の繰り返しを表します。

これは半過去の形です。être → j’étais、avoir → j’avais、travailler → je travaillais。étais と avais は母音で始まるので、je は j’ になります。travaillais の前は je のままです。日本語では「私」を省けても、これらのフランス語の文では主語を残します。

日本語ではどれも「〜た・〜ていた」と訳せますが、フランス語では、以前の状態や習慣を描くのか、完了した出来事として示すのかを区別します。半過去そのものが「今は必ず違う」「今も続いている」と断定するわけではありません。動作が長かったという理由だけでは時制を決められません。

j’étais / j’avais / je travaillais…

彼・彼女についても同じ三つの動詞で

il は「彼」、elle は「彼女」です。どちらにも était・avait・travaillait を使います。il était / elle était は「彼はいた/彼女はいた」、il avait / elle avait は「彼は持っていた/彼女は持っていた」、il travaillait / elle travaillait は「彼は働いていた/彼女は働いていた」です。ここでは、すでに誰か分かっている人を il・elle で受けます。

音声を聞き、場所・所有・仕事の習慣という意味を保ったまま、人だけを変えてみましょう。ここに出る je の形の語尾 -ais と、il・elle の形の語尾 -ait は同じ音です。つづりは変わり、主語が誰のことかを示します。仕事の例では souvent を動詞の後に置いています。

il / elle était / avait / travaillait…

長い文は意味をつかむだけで

Je travaillais quand Marc a appelé は「マルクから電話が来たとき、私は働いていました」です。quand は「〜したとき」、a appelé は「電話をかけた」。travaillais は背景を描き、a appelé はその間に起きた出来事を示します。

この例は読んで意味をつかむだけです。まだ長い文を作ったり、物語の中で二つの過去時制を選び分けたりする必要はありません。今は、昔の状態や習慣を短い文で話す練習に集中しましょう。

三つの思い出を言ってみる

以前の暮らしについて話す場面です。例を開く前に、①私はよく家で働いていた、②前は彼女は車を持っていた、③前は彼はパリにいた、と言ってみましょう。使う語と形はすべて前に出ています。

三つの例を順に見て、音声で確認しましょう。次に、最初の文の je を il または elle に変えます。travaillais は travaillait に変わります。一日だけの仕事を完了した出来事として報告するのではなく、昔の習慣を描いています。

主語を残して、語尾を変える

以前どんな状態だったか、何を繰り返していたかを描く形です。avant は今から見た以前の時期を、souvent は頻度を示します。どちらも、この時制を必ず使わせる合図ではありません。表は文字で確認するためのものです。音声は前の例文で聞けます。

動詞私彼・彼女
êtrej’étaisil / elle était
avoirj’avaisil / elle avait
travaillerje travaillaisil / elle travaillait

次のレッスン