フランス語で確かさと疑いを表す
数字をまだ全部確認していない報告書について、同僚と話しています。誰かの発言、単なる可能性、自分がもっともらしいと考える推測を区別しましょう。控えめな言い方は話し手の確信の程度を示しますが、内容が正しい証拠にはなりません。
発言の内容と情報源を振り返る
le rapportは「報告書」、correctは「正しい」、une erreurは「間違い」です。「Le rapport est correct」は内容をそのまま述べます。「Selon Léa, le rapport est correct」は「レアによると、報告書は正しい」という情報源付きの発言で、selonは「〜によると」です。話し手自身が賛成しているとは限りません。願い、必要性、譲歩で使った接続法の形être → soit、avoir → ait、faire → fasseも確認しましょう。
Le rapport est correct.
Selon Léa, le rapport est correct.
確認を終えていない二人の会話
レアは報告書が正しいと言っていますが、二人の同僚は数字を全部確認していません。音声では、最初に情報源を示し、次に印象を述べます。その後、報告書が正しい可能性と、レアが間違っている可能性を認めます。どの発言も、別の確認結果を示してはいません。
- A
Selon Léa, le rapport est correct.
- B
Il semble que le rapport soit correct.
- A
Il est possible que le rapport soit correct.
- B
Il est possible que Léa fasse une erreur.
印象と、まだ開かれた可能性
「Il semble que le rapport soit correct」は「報告書は正しいようです」で、確認済みの結論ではなく印象です。「Il est possible que…」は「〜かもしれない」と可能性を残します。この控えめな二つの型では、que + 主語 + 接続法を使い、le rapport soit correct、Léa ait le rapport、Léa fasse une erreurと組み立てます。ここでilは人を指す「彼」ではなく形式上の主語で、queは判断の内容を導きます。ait le rapportは「報告書を持っている」、fasse une erreurはこの場面で「間違いをしている」です。日本語にはこの接続法に対応する活用がないので、意味だけでなく型と一緒に覚えましょう。
Il semble que / Il est possible que sujet soit / ait / fasse …
Il semble que le rapport soit correct.
Il est possible que le rapport soit correct.
Il est possible que Léa ait le rapport.
Il est possible que Léa fasse une erreur.
もっともらしい推測も、保証ではない
今度は数字を一部抜き出して確認したところ一致しましたが、全体の確認はまだだとします。「Le rapport est probablement correct」は「報告書は多分正しいです」で、probablementは確実とは言わず、estは直説法のままです。この例のsans douteも「多分」という推測で、字面の「疑いなく」をそのまま絶対的な確実さと受け取らないでください。「Le rapport est sans doute correct」も同じ場面で使えます。強さは文脈によるので、二つの表現に固定した確率を割り当てることはできません。普段レアが作業用の報告書を保管しているなら、「Léa a sans doute le rapport」は「レアが多分持っている」という推測であり、誰かが実際に見たという確認ではありません。
Sujet verbe à l’indicatif probablement / sans doute …
Le rapport est probablement correct.
Le rapport est sans doute correct.
Léa a sans doute le rapport.
形が変わる例は理解だけにする
「Il me semble que le rapport est correct」は「私には、報告書は正しいように思えます」で、meが誰の印象かを示します。肯定のil me semble queでは、ここでのestのように直説法がよく使われます。人を示さないil semble queでも、内容をより断定的に示す文脈では直説法が現れるため、「semblerなら必ず接続法」とは言えません。この違いは見て理解するだけにし、今回自分で作る文は前の控えめな接続法の型に絞ります。
Il me semble que le rapport est correct.
自分で確信の程度を選ぶ
答えの音声を聞く前に、順番にフランス語で言ってみましょう。(1)報告書は正しいかもしれないと、可能性だけを認める。(2)まだ誰も報告書を見つけていないので、レアが持っているかもしれないと言う。(3)抜き出した数字の確認結果から、報告書は多分正しいと言う。ただしsans douteを使い、確実とは言わない。必要な語と型はすべて前に出ています。三つの音声例と比べましょう。自分の推測ではなくレアの発言を伝える場合は、Selon Léaを残し、レアの意見を勝手に事実として伝えないようにします。
Il est possible que le rapport soit correct.
Il est possible que Léa ait le rapport.
Le rapport est sans doute correct.
三つの情報を分ける
情報源にはselonを、控えめな印象や可能性には今回練習したil semble que / il est possible que + 接続法を使います。もっともらしい推測にはprobablement / sans douteを直説法の文に添えます。これは数値の目盛りではなく、話し手の立場の選び方です。推測の根拠と、まだ確認が必要な点を意識し、他人の発言と自分の判断を区別しましょう。
Il semble que le rapport soit correct.
Le rapport est probablement correct.