フランス語の関係代名詞:人・物・場所を特定する
物の名前と特徴が言えたら、次は「どれか」が伝わる短い情報を足しましょう。名詞の後に続く節で、その名詞が主語なら qui、直接目的語なら que、場所なら où を使います。例文では、一つの名詞に一つの短い節を付けます。
使う単語を確認する
la personne は人、la chaise は椅子、le livre は本、la cuisine は台所です。grande は「大きい」で、la chaise のような女性名詞に合わせた形です。le と la は特定できるものに付く冠詞です。je prends は「私は取る」、je mange は「私は食べる」、je travaille は「私は働く」、ici は「ここ」、c'est は指し示して「それは〜です」という形です。je la prends(私はそれを取る)では la が物の名前の代わりになりますが、ここでは名詞を残して説明を足します。
人にも物にも使う主語の形
二つの説明を聞きましょう。la personne travaille ici は「その人はここで働いている」です。名詞の後に足す節では、その la personne の役割を qui が担います。la chaise qui est grande(大きい椅子)でも、椅子が「大きい」という状態の主語なので qui を使い、qui の後に elle などの主語を重ねません。qui は est の前でも qui のままです。日本語では「ここで働く人」のように説明が名詞の前に来ますが、フランス語では名詞の後です。
nom + qui + verbe
C'est la personne qui travaille ici.
C'est la chaise qui est grande.
取られる物を特定する形
je prends le livre は「私はその本を取る」です。その本を特定するときは le livre の後に que を置き、動作をする je を残して le livre que je prends と言います。ここで本を指す le をもう一度入れず、que je prends とします。母音の音が続く例では que が qu' になり、qu'Anne prend(アンヌが取る)と言います。prend は Anne が主語のときの prendre の形です。日本語の「私が取る本」には qui と que に当たる区別がないので、フランス語の節の中で本が取られる側であることを確認しましょう。
nom + que / qu’ + sujet + verbe
C'est le livre que je prends.
C'est la chaise que je prends.
C'est la chaise qu'Anne prend.
出来事が起こる場所をつなぐ形
la cuisine où je mange は「私が食事をする台所」、la cuisine où je travaille は「私が働く台所」です。où は場所とそこで起こることをつなぎ、je は mange や travaille の主語として残ります。日本語では主語を省くこともありますが、ここでは je も言いましょう。où のアクセント記号を残してください。où は場所を表し、記号のない ou は「または」です。この où は場所の名詞に説明を足す形で、疑問文ではありません。
lieu + où + sujet + verbe
C'est la cuisine où je mange.
C'est la cuisine où je travaille.
今は意味が分かればよい形
parler de は「〜について話す」、je parle は「私は話す」です。C'est le livre dont je parle は「それが私が話題にしている本です」という意味で、dont が de を含むつながりを表します。聞いて意味が分かれば十分です。このレッスンでは dont を使って文を作る必要はありません。
C'est le livre dont je parle.
三つを自分で特定してみる
二人の人、二冊の本、二つの台所を想像してください。例を見ずに「ここで働く人」「自分が取る本」「自分が食事をする台所」を、それぞれ c'est で始めて特定しましょう。qui・que・où から選び、下の三つの答えで確認して音声を聞いてください。「ワールド」でも、知っている二つの物や場所から一つを選び、短い手がかりを一つ言えます。状況は想像してもかまいません。
C'est la personne qui travaille ici.
C'est le livre que je prends.
C'est la cuisine où je mange.
名詞の後に短い説明を足す
人か物かではなく、後ろの節での役割で選びます。主語は qui、直接目的語は que、場所は où です。この例の que と où の後では je のような主語も言います。まずは短い節を一つ付けましょう。物を特定するために、節をいくつも重ねる必要はありません。