フランス語で「だれのものか」を言う:mon、ma、mes

レベル A1

フランス語で「だれのものか」を言う:mon、ma、mes

このレッスンでは、本やいすがだれのものかを言い、友だちや兄弟、姉妹を紹介できるようになります。日本語は「私の」の一語で足りますが、フランス語には mon、ma、mes の三つがあります。どれを使うかは持ち主が男性か女性かではなく、持っているものの性と数で決まります。

はじめに:知っている形の確認

J'ai は「私は持っている」という意味です:J'ai un livre(本を持っています)。C'est は「これは〜です」と示す言い方です:C'est une chaise(これはいすです)。フランス語の名詞はすべて男性名詞か女性名詞で、これは人の性別とは関係のない文法の区別です。un livre は男性名詞、une chaise(いす)は女性名詞です。複数のときは冠詞が les に、動詞が sont になります:Les livres sont sur la table(本はテーブルの上にあります)。ここでは男性、女性、複数の三つを使います。

このレッスンの言葉

ここでは所有を表す語を男性形で示しています:mon(私の)、ton(あなたの)、son(彼の、彼女の)。son が二回出てくるのは「彼の」と「彼女の」の両方を表すからです。ton は、tu で話す親しい相手に使います。「友だち」は書くときに二つの形があり、男性は ami、女性は amie です。frère は男のきょうだい、sœur は女のきょうだいで、日本語のように年上か年下かは言いません。この教材の日本語訳の「兄」「姉」は一つの例です。

テーブルで話す友だち二人

一度聞いて、名詞の前の短い語に注目しましょう:ta chaise、ton livre、mes livres、tes livres。oui は「はい」、non は「いいえ」、où は「どこ」です。二行目も見てください。持ち主の名前を言うときは de を使います:la chaise de Léa(レアのいす)。

決まりは一つ:持っているもので形が決まる

mon、ma、mes のどれを使うかは持っているもので決まり、持ち主が男性か女性かは関係ありません。livre は男性名詞なので mon livre、chaise は女性名詞なので ma chaise です。複数なら、性に関係なく mes を使います:Mes livres sont ici(私の本はここにあります)。名詞の前の冠詞はなくなり、le mon livre とは言いません。livres の s は発音しないので、複数だと分かるのは mes の音からです。

親しい相手に使う形:ton、ta、tes

ton、ta、tes の使い方は mon、ma、mes と同じです:ton livre(あなたの本)、ta chaise、tes livres。友だちや家族など、tu で話す相手に使います。C'est ton livre ? は語順を変えず、文の終わりを上げて質問にします。日本語の「か」にあたる語はありません。J'ai を使って J'ai ton livre(あなたの本を持っています)とも言えます。

ton / ta / tes …

きょうだいと友だち

C'est は人を紹介するときにも使います:C'est mon frère(こちらは私の兄です)。frère は男性名詞、sœur は女性名詞なので、mon frère、ma sœur となります。ただし、母音の音の前では ma が mon になるので、女性の友だちは mon amie と言い、ma amie とは言いません。ta と sa も同じで、ton amie、son amie となります。ami と amie は発音がまったく同じなので、mon ami と mon amie は耳では区別できず、名前や状況で分かります。また、mon ami の n、mes amis の s(z の音)は、次の母音とつなげて発音します。

持ち主の名前は de で言う

語順は日本語と逆です。「マルクのいす」は、ものが先に来て la chaise de Marc となります。つまり de は「の」に近いですが、前後が入れ替わります。母音の音の前では de が d' になります:le livre d'Ana(アナさんの本)。de のあとに mon や ma も続けられます:le livre de mon frère(兄の本)、la table de ma sœur(姉のテーブル)。

le livre de Léa

「彼の」と「彼女の」を表す形:son、sa、ses

日本語の「彼の」「彼女の」は持ち主で変わりますが、フランス語はここでも持っているもので決まります。C'est Léa. C'est son frère(こちらはレアさんです。こちらはお兄さんです)で son を使うのは、frère が男性名詞だからです。C'est Marc. C'est sa sœur(こちらはマルクさんです。こちらはお姉さんです)で sa を使うのは、sœur が女性名詞だからです。そのため son livre は「彼の本」にも「彼女の本」にもなり、どちらかは状況で分かります。複数なら ses です:Ses amis sont ici(彼女の友達はここにいます)。今は、レアの本についての問答のように、持ち主が分かっている場面で使いましょう。

聞いて分かれば十分:le mien

名詞を繰り返さず、le mien(私のもの)と答える人もいます。今は言えなくてかまいません。mon livre で十分です。聞いたときに分かれば大丈夫です。

やってみよう:だれ?だれのもの?

二人目の話し手の役で、声に出して読みましょう。次に、Nina や Marc を知っている人の名前に変えて、ami か amie、frère か sœur を使って答えてみましょう。そのあと Explorer でテーブルやいすを見つけて、C'est ma chaise や C'est la table de Léa と言ってみましょう。Marc, c'est ton frère ? は、先に名前を言ってから質問する形です(「マルクって、お兄さん?」)。

まとめ

mon、ton、son のどれを使うかは持ち主(私、あなた、彼・彼女)で決まり、その中の形は持っているもので決まります。持ち主が男性か女性かは関係ありません。持ち主の名前は de で言います。男性名詞には mon、ton、son、女性名詞には ma、ta、sa、複数には mes、tes、ses を使います。母音の音の前では、女性名詞にも mon、ton、son を使います:mon amie。「レアの本」は le livre de Léa です。

持ち主男性名詞女性名詞複数
jemon livrema chaisemes livres
tuton livreta chaisetes livres
il, elleson frèresa sœurses amis
Léa, Marcle livre de Léala chaise de Marcles livres de Léa