フランス語で経験と変化を話す:続いていることと終わったこと
仕事や住む場所について、以前と今の違いを話しましょう。中心となるのは、今も続いていること、終わった経験の長さ、出来事が起きた時点を区別することです。その意味に合う時間表現と動詞を選び、encoreやne…plusで継続や変化を伝えます。
以前と今を表す形を思い出す
habiterは「住む」、travaillerは「働く」で、J’habite iciは「ここに住んでいます」です。Je travaillais le samediは「以前は土曜日に働いていました」という過去の習慣を表します。Je ne travaille plus iciは「ここではもう働いていません」で、以前とは状況が変わっています。このレッスンでは、過去の習慣に半過去のtravaillais、現在の状況に現在形、終わった期間にai + habité / travailléという形を使います。
J'habite ici.
Je travaillais le samedi.
Je ne travaille plus ici.
変化を話すための単語
marsは「3月」、moisは「月」の期間を数える語、deux ansは「2年」です。depuisは今まで続く状況の長さや始まった時点、pendantは続いた期間、il y aは今からどれだけ前かを表します。期間の単語カードの音声はdepuisです。pendantの音は、以下の文全体の音声で確かめましょう。ここでencoreは「まだ」、ne…plusは「もう~ない」です。
友達と近況を話す
友達同士が、一方の人が住んでいて以前働いていた場所で話しています。Aが「ここに住んでどのくらいですか」と尋ね、Bが「ここに2年住んでいます」と答えます。その後Aが「まだここで働いていますか」と尋ねると、Bは「もう働いていません」と答えます。Depuis combien de tempsは「いつから、どのくらい続いていますか」という質問で、ここでは親しい相手へのtuを使います。日本語訳は丁寧体ですが、フランス語の質問は友達への言い方です。住むことは続き、ここで働くことは終わった、という違いを聞き取りましょう。
- Aくだけた
Depuis combien de temps tu habites ici ?
- B
J'habite ici depuis deux ans.
- Aくだけた
Tu travailles encore ici ?
- B
Je ne travaille plus ici.
前に始まり、今も続くこと
J’habite ici depuis deux ansは「ここに2年住んでいます」で、今もここに住んでいます。日本語では「住んでいます」と言いますが、フランス語ではこの続いている状況に現在形habiteを使います。depuis marsなら「3月から」で、始まった時点を示します。depuis deux ansなら「2年前から今まで」で、経過した長さを示します。どちらも今に続く状況なので、depuisがあるからといって動詞を過去形にするわけではありません。
J'habite ici depuis deux ans / mars
J'habite ici depuis deux ans.
J'habite ici depuis mars.
終わった経験が続いた長さ
J’ai travaillé ici pendant trois moisは「ここで3か月間働きました」で、終わった仕事の期間をひとまとまりで示します。J’ai habité à Rome pendant deux ansも同じように「ローマに2年間住んでいました」で、Romeは「ローマ」、à Romeは「ローマに」です。ai travailléとai habitéは完了した過去を表す形で、pendantはその長さを示し、いつ起きたかは示しません。日本語の「2年住んでいます」と「2年間住んでいました」の違いを手がかりに、depuisとpendantを選びましょう。pendant自体は過去専用ではなく、ほかの時間について期間を述べるときにも使えます。
J'ai travaillé ici pendant trois mois
J'ai travaillé ici pendant trois mois.
J'ai habité à Rome pendant deux ans.
期間ではなく、何年前のことか
J’ai travaillé ici il y a deux ansは「2年前、ここで働きました」で、仕事を今から2年前に位置づけます。2年間働いた、という意味ではありません。日本語では「2年前」のように後ろに「前」を置きますが、フランス語では時間の長さの前にil y aを置きます。ここでil y aは「~前」で、「~がある」という存在の意味ではありません。
最後の例Il y a deux ans, elle arriva iciは「2年前、彼女はここに着きました」で、読むときに意味をつかめれば十分です。arrivaは文章の物語などで使う単純過去で、日常の報告ならelle est arrivée iciでその到着を伝えられます。ここでは単純過去の活用を作る練習はしません。
J'ai travaillé ici il y a deux ans
J'ai travaillé ici il y a deux ans.
Il y a deux ans, elle arriva ici.
まだ続くことと、もう終わったこと
Je travaille encore iciは「まだここで働いています」、Je ne travaille plus iciは「ここではもう働いていません」です。この現在形の否定文ではneを動詞の前、plusを後ろに置き、pasを足しません。encoreにはほかの意味もありますが、ここでは「もう一度」ではなく「まだ」です。Avant, je travaillais ici. Maintenant, je travaille à la maison.では、avantは「以前」、maintenantは「今」、à la maisonは「家で」です。半過去travaillaisが以前の習慣、現在形travailleが今の状況を表しています。
例えば、以前勤めていた場所を友達と訪ねたとき、仕事をやめていれば「もうここでは働いていない」と伝えます。同じ場所で働き続けていれば「まだここで働いている」と伝えます。この違いは「今の時点で続いているかどうか」の違いです。また、以前の働き方と今の働き方を比べるときには、動詞の形も変えます。日本語でも「前は働いていました」と「今は働いています」を使い分けるように、フランス語でも過去の習慣と今の状況を区別してみましょう。
Je travaille encore / ne travaille plus ici.
Je travaille encore ici.
Je ne travaille plus ici.
Avant, je travaillais ici. Maintenant, je travaille à la maison.
自分の経験と変化を伝える
友達に自分のことを話します。どの答えも「私は」と言うつもりで、次の順にフランス語にしてみましょう。「私は3月からここに住んでいます」「私はここで3か月間働きました。その期間は終わっています」「私は2年前ここで働きました」「私はまだここで働いています」「私はもうここでは働いていません」。これは別々の状況の練習で、一つの矛盾した話ではありません。その後で5つの例を聞いて比べ、意味に合う時間表現や継続の語を確認しましょう。
J'habite ici depuis mars.
J'ai travaillé ici pendant trois mois.
J'ai travaillé ici il y a deux ans.
Je travaille encore ici.
Je ne travaille plus ici.
まず伝えたい時間の意味を決める
今も続く状況なら、J’habite ici depuis deux ansのように、現在形とdepuisを使い、長さや開始時点を示します。終わった仕事が何か月続いたかを言うならai travailléとpendant、今からどれだけ前かを言うならil y aです。encoreは「まだ続いている」、ne…plusは「もう終わっている」と伝えます。聞いたモデルを使って、今も続くことと変わったことを一つずつ友達に伝えてみましょう。
J'habite ici depuis deux ans.
J'ai travaillé ici pendant trois mois.
J'ai travaillé ici il y a deux ans.