フランス語の否定文:ne…pas と pas de
仕事や物について、短い文で言えるようになりました。今回は、その内容を否定したり、正しく言い直したりします。動詞の前に ne または n'、後ろに pas を置く形が中心で、物を持っていないと言うときには冠詞も変わります。
知っている肯定文から始める
否定文にする前に、下の五つの文を聞いてみましょう。Je は「私」、travaille は「働く」、ici は「ここ」で、Je travaille ici は「私はここで働いています」です。今は je と一緒に使う形が travaille、辞書に載る形が travailler であることを思い出してください。
C'est un livre は「これは本です」、C'est une chaise は「これは椅子です」です。Livre は男性名詞、chaise は女性名詞なので、それぞれ un、une を使います。J'ai は「私は持っています」で、J'ai un livre、J'ai une chaise は持っている物を言う文です。これらの形をこのレッスンでもう一度使います。必要なことはここで確認できます。
- Je travaille ici.ここで働いています。
- C'est un livre.これは本です。
- C'est une chaise.これは椅子です。
- J'ai un livre.本を持っています。
- J'ai une chaise.椅子を持っています。
動詞を ne と pas で挟む
今回使う現在形の動詞では、動詞の前に ne、後ろに pas を置きます:Je travaille は Je ne travaille pas(私は働いていません)になります。日本語の「働く→働かない」のように動詞の語尾を否定形に変えるのではなく、ここでは travaille の形を保ち、ne と pas で否定を表します。日本語なら「私は」を省ける場面でも、このフランス語の文では je を残しましょう。
Ici を加えるなら pas の後です:Je ne travaille pas ici は「私はここでは働いていません」で、ほかの場所でも働いていないとまでは言っていません。まず二つの完全な否定文を聞き、自分でも言ってみましょう。
最後の Je travaille pas は、聞いてわかればよい形です。日常会話では ne を省くことがよくありますが、pas が残るので意味は否定のままです。今回は聞き取るために確認し、答えを作るときや標準的な書き言葉では ne…pas を使いましょう。省略したつづりを自分で書く練習は必要ありません。
Je ne travaille pas.
Je ne travaille pas ici.
- くだけた
Je travaille pas.
Ce n'est pas… で物の名前を訂正する
C'est un livre を否定すると Ce n'est pas un livre(これは本ではありません)になります。母音の音で始まる est の前では ne が n' になり、pas は est の後ろに来ます。C' は est のすぐ前ではなく n' の前に来るので、元の ce に戻ります。
Être で物が何かを言い表すこの形では、un、une を残します:Ce n'est pas un livre、Ce n'est pas une chaise。名前を訂正するには、知っている肯定文を続けましょう:Ce n'est pas un livre; c'est une chaise は「これは本ではありません。椅子です」という意味です。日本語では「これは」を省けても、ここでは否定文の Ce と肯定文の C' を残します。
Ce n'est pas un livre.
Ce n’est pas une chaise.
物を持っていないことを伝える
J'ai un livre は「私は本を持っています」、Je n'ai pas de livre は「私は本を持っていません」です。母音の音で始まる ai の前で ne が n' になり、je と ai の間に n' が入るので、je の e は残ります。
本や椅子を一つも持っていないという意味では、pas の後の un、une を de に変えます。J'ai une chaise と Je n'ai pas de chaise を比べると、「椅子を持っています/椅子を持っていません」という違いです。日本語には対応する冠詞がありませんが、このフランス語の否定文では名詞の前の de を省きません。物を持つ avoir の文は Je n'ai pas de livre、物が何かを示す être の文は un を残して Ce n'est pas un livre、と区別しましょう。
Je n'ai pas de livre.
Je n'ai pas de chaise.
やってみよう:否定して、正しく言い直す
それぞれ別の短い場面として、下の答えを見る前に考えてみましょう。まず「私は働いていません」、次に「私はここでは働いていません」と言ってください。誰かが椅子を本だと言ったら、本ではないと否定してから、椅子だと言い直しましょう。最後に、本を持っていないこと、次に椅子を持っていないことを伝えてください。
下の六つの文で順番に答えを確かめ、音声を聞いてから言ってみましょう。五つの否定文では ne または n' を残し、四つ目の C'est une chaise は肯定文のままにします。まとめると、ne/n' +動詞+ pas が中心で、今回の avoir で物を持っていないと言う文には de、être で物の種類を訂正する文には un/une を使います。
Je ne travaille pas.
Je ne travaille pas ici.
Ce n'est pas un livre.
C'est une chaise.
Je n'ai pas de livre.
Je n'ai pas de chaise.