フランス語の大過去:過去の出来事より前のことを説明する
マルクから電話があったとき、なぜ料理はもうできていたのでしょうか。場面を示し、電話を過去の基準にして、その前に終わっていたことを話します。その一つ前の過去を示す形が plus-que-parfait(大過去)です。avoir または être の半過去形に過去分詞を続けます。
過去を見る二つの視点を思い出す
Je travaillais quand Marc a appelé は「マルクから電話が来たとき、私は仕事をしていました」です。travaillais は、そのとき続いていた仕事の様子を示します。a appelé は、基準になる電話という出来事です。quand は「〜したとき」と二つの部分をつなぎます。Marc は男性の名前、appeler は「電話をかける」です。
J'avais fait la cuisine quand Marc a appelé と比べましょう。「マルクから電話が来たときには、私は料理を済ませていました」です。こちらは電話より前に料理が終わっていました。以前は見て意味を取るだけだった形を、今度は自分でも使います。faire la cuisine は「料理をする」で、「台所を造る」ではありません。
Je travaillais quand Marc a appelé.
J'avais fait la cuisine quand Marc a appelé.
知っている動詞と「もう」を表す言葉
faire の過去分詞は fait、arriver(到着する)の過去分詞は arrivé です。複合過去の j'ai fait(私はした)、il est arrivé(彼は到着した)を思い出しましょう。その行動を別の過去の出来事より前に置くには、助動詞を半過去にします。j'avais fait、il était arrivé です。この二つの動詞では助動詞の選び方が変わりません。
Déjà は「もう、すでに」です。ここでは avais déjà fait、était déjà arrivé のように助動詞と過去分詞の間に置きます。カードの音声を聞きましょう。cuisine はここでは料理をする活動です。quand は時間を結び、質問の「いつ」ではありません。
アンヌがマルクからの電話について話す
アンヌが友人に昨日の電話のことを話しています。マルクから電話が来る前に、アンヌは料理を終えていました。男性のレオも、すでにアンヌの家に着いていました。電話が来たとき、アンヌは家で仕事をしていました。そのあと、アンヌとレオは一緒に食事をしました。
六つの発言を聞きましょう。tu は親しい友人一人に向けた「あなた」です。この質問は肯定文と同じ語順で、質問する声の調子をつけます。à la maison は「家で」です。Et la cuisine ? は料理のこと、Et Leo ? はレオの状況をたずねています。il はレオを指します。電話のあと食事ができた理由は、料理が前に終わっていたからです。
- Aくだけた
Tu travaillais quand Marc a appelé ?
- B
Oui, je travaillais à la maison.
- A
Et la cuisine ?
- B
J'avais déjà fait la cuisine.
- A
Et Leo ?
- B
Il était déjà arrivé.
助動詞を半過去にして過去分詞を続ける
型の左側はここでは j'avais または il était、右側は過去分詞です。J'avais déjà fait la cuisine は「私はもう料理を済ませていました」、il était déjà arrivé は「彼はもう到着していました」です。日本語では前後関係を文脈でも示しますが、ここではフランス語の助動詞の形で、一つ前の過去を示します。faire には avoir、arriver には être を使います。avait や était だけでは、前に終わった行動を表せません。
être を使うときは、複合過去で習った一致を保ちます。男性のレオなら il était arrivé、女性なら elle était arrivée です。ここで avoir を使う文では、目的語は動詞の後にあります。fait la cuisine の fait は変わりません。ほかの一致のケースは、まだ作る練習をしません。déjà は「すでに」を明確にしますが必須ではありません。j'avais fait だけでも、電話より前の料理を表せます。
J'avais / il était + participe passé
J'avais déjà fait la cuisine.
Il était déjà arrivé.
J'avais fait la cuisine quand Marc a appelé.
場面・基準の出来事・その前の理由をつなぐ
三つの例を一つの話の部分として読みましょう。Je travaillais は半過去で、そのときの仕事の様子を示します。Marc a appelé は複合過去で、電話という出来事です。J'avais déjà fait la cuisine は、電話より前に終わった料理に戻ります。これが大過去です。Ensuite, nous avons mangé は「そのあと私たちは食事をしました」で、avons mangé によって電話のあとの食事へ話を進めます。nous はアンヌとレオです。
文を話す順番と、出来事が起きた順番は同じでなくてもかまいません。アンヌは電話を話してから、その前の料理を説明できます。quand は時間を結ぶだけで、特定の時制を必ず要求するわけではありません。je travaillais quand… では仕事が続いていて、j'avais fait… quand… では料理は終わっていた、という違いを見ましょう。
Je travaillais quand Marc a appelé.
J'avais déjà fait la cuisine.
Ensuite, nous avons mangé.
アンヌになって話を組み立てる
アンヌになって「私は」と話してください。事実は決まっています。料理は電話より前に終わり、レオも電話より前に到着していました。電話が来たときは仕事中で、そのあと二人で食事をしました。四つの例を見る前に、次の意味をこの順でフランス語にしましょう。「マルクから電話が来たとき、私は仕事をしていました」「私はもう料理を済ませていました」「彼はもう到着していました(彼=レオ)」「そのあと私たちは食事をしました(私たち=アンヌとレオ)」。
je travaillais、j'avais…fait、il était…arrivé、nous avons…mangé を使い、前に終わっていた二つの文には déjà を入れます。四つの文で順番に確かめ、音声を聞きましょう。すべてを同じ過去の形にするのではなく、どの行動が先だったかを選ぶ練習です。
Je travaillais quand Marc a appelé.
J'avais déjà fait la cuisine.
Il était déjà arrivé.
Ensuite, nous avons mangé.
前の出来事を話し、別の一致は見て理解する
この話では、半過去は場面、複合過去は基準の出来事、大過去はその前の行動を示します。大過去は avoir または être の半過去形と過去分詞で作り、その動詞の助動詞を保ちます。déjà は「すでに終わっていた」ことを強調します。
最後の文は、見て意味がわかれば十分です。Les livres que j'avais lus étaient sur la table は「私が読んだ本はテーブルの上にありました」です。lus は lire(読む)の形、livres は本、sur la table はテーブルの上に、を表します。語尾の -s は、動詞より前にある本という目的語との一致です。ここで練習した fait la cuisine とは別のケースです。この一致を自分で作ったり、規則を覚えたりする必要はありません。
Les livres que j'avais lus étaient sur la table.